【まふまふ】猫が2人

cat13 ページ15

〜真冬said〜




俺は耳を疑った



『アンタと話したいからでしょ？わかってて聞いてるんじゃないの？』

「...えっ」



俺の...せい......？


俺のせいでコイツずっと...？









”アイツのせいで...”









”もう少し周り見てほしいよな”









”消えてくんないかな〜”









『何か勘違いしてるみたいだけど、アンタのせいじゃないから』

「...は？」

『確かに今の言い方だとアンタが悪いみたいになってる。ソレは私の言い方が悪かった、ごめん。でもアンタは何もしてないし、どーかしてるのはクラスの女子。自分の仕事もしない、社会に出たら何も出来ない残念な奴ら。だからアンタは何も悪くない。言うなら断らない私が悪い』



俺の心を見透かすように言いたい放題の二見
そんな彼女に俺は目を丸くした

どう考えても俺のせいだろ
女子達は俺と話したいから、俺といたいから...そのせいで二見に迷惑をかけていた

......完全、俺のせいじゃん...



『わかったなら帰ってくれる？アンタがいると集中出来なｯ＿＿＿＿』



二見が何か言ってるけど、その言葉は途切れた
何でかは知らない......というか、そんなのはどうでどもよかった


俺のせいで迷惑をかけた
二見だとしてもだ
コイツだからと言って迷惑をかけていいってわけじゃない

......また俺は...



「今日は帰るわ...なんかごめん...。」

『えっ、ちょｯ...』



俺はそれだけ言って保健室から出た






あー...死にてー......

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