【暗殺教室×歌い手】歌い手少女は歌い続ける【赤羽業】 PART3

Episode89 ページ9

家に帰って案の定ゲーム大会
気づけば時間はあっという間に過ぎて少し休憩がてらお茶することに、0



「うー見て見て！」

『どうしたの？』

「つーくんの動画！夢のまた夢の踊ってみたがすごい伸びてる！」

『あっ、ホントだ』



スマホをいじっていたまふ兄が画面も見せてきた
そこに映っていたのはつーくんの踊ってみたの動画

前につーくんがまふ兄の曲でオリジナル振り付けをした
その動画の伸びがすごく、色々な踊り手さんが踊ってたりして反響が良い

私も今度踊ろっかなって思ってる



「前にベルセルク踊ってくれた時もすごかったな〜」

『よくあんな振り付け考えれるよね...さすがつーくん』

「うーもオリジナルやってみたら？」

『いやー...無理無理...』



オリジナル振り付けなんて無理無理...
私そんな才能ないし...ただ楽しく踊っていたいだけだし...



『私は私がしたいなって思うことをするだけだもん』

「でもたまに新しい挑戦をするのも良いんじゃない？」

『んー...そうだけどさー...』



やりたくないわけじゃないけど、ちゃんとできるかが不安なんだよね...
好きなことには夢中になれる性格だけど、夢中になれるまでがなかなか......

まぁ、今は好きなことをできたらいいかな笑



「あっ！！！」

『な、なに急に...驚かさないでよ』



するとまふ兄がいきなり声を上げた

またスマホを眺めているまふ兄
「見せて」と言っても画面をなかなか見せてくれない
それにずっと黙っている



『まふ兄...？』



私が肩を叩いて名を呼ぶとゆっくりとスマホの画面をこちらに見せてくれた

スマホに映るのはTwitter
色々な人のツイートが流れている

えっと...まふ兄が声を上げる理由がわからないんですが...



「こ、これ...」

『ん？......あー...』



まふ兄が指差す先にはとある1つのツイート
なるほど...と納得してしまった

そのツイートとは私のアンチツイート...要は私の悪口
ふと画面の上の方を見ると検索のところには”うさまふ”とエゴサされていた



『もう、なんでエゴサなんてしたの...』

「だって...皆が僕達のことどう思っているのかなって...」

『そんな賛否両論あるに決まってるじゃん』

「僕の悪口はいいけどうーの悪口は嫌ｯ！」

『そうかもだけど...それは難しいよ』



私にだってアンチはいる
まふまふと兄妹だって言った時も反対の声はあった

皆が皆、E組みたいに認めてくれるわけじゃないんだよ...

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