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途中までおろされたズボンと下着をおろし、露わになった小さなお尻に手を添える。
「痛いですよ?」
「んっ…」
ぎゅっと目を瞑る涼介を見て、圭人は手を振り上げた。
パチンッ
「ひゃっ…」
パチンッ パァンッ
「あぅっ…!」
まだ数回だが、お仕置きなどされたことがない涼介にとっては数回でも痛かった。
「ひくっ…うぅ…いたいっ…」
「泣いて良いんですよ?」
「…っふ、うぇぇんっ…」
気を張っていた涼介に声をかけると、ポロポロと涙を流した。
パチンッ パチンッ
「うぁあんっ!いたぁいっ…」
パチンッ パシッ パチンッ
「ごめんなさいっ…ボクのせいでっ…」
パチンッ パァンッ
「けーとっ…ごめんなさいっ…!」
泣きじゃくる涼介に心を痛めながら叩き続け、
うっすらとお尻が色づいたところで、圭人は手を止めた。
「…もういいですよ、お仕置きは終わりです」
しゃくりあげる涼介の服を戻してやって、圭人は割れ物を扱うかのようにゆっくりと、大事そうに涼介を抱き上げた。
「うぇぇっ…けーとぉっ…」
「すみません、こんな…たくさん痛い思いをさせて…」
圭人が申し訳なさそうに言うと、涼介はぶんぶんと首を振る。
「けーとは悪くないっ…!ボクが悪いからいいのっ…」
「涼介さま…」
「けーと…怒ってない?」
「えっ?最初から圭人は怒ってませんよ?」
「よかった…」
ぐすん、と鼻をすすると、涼介は安心したように圭人に抱きついた。
圭人もようやく笑顔を見せてくれた涼介に安心して、その頭を優しく撫でる。
「んぅ…おしり、痛い…おしおきって痛いね?」
「そうですね…圭人も痛いです…」
「ゆーと厳しいもんね?」
「あ、えっと…そう、ですね」
本当は『お仕置きするのも痛かった』ということなのだが、圭人はあえて言わないでおいた。
それに、昨日お仕置きされたお尻が痛むのは本当だった。
「…そういえば涼介さま、お昼ご飯は…?」
「まだ食べてない…」
「お腹、空いてませんか?」
「ん、すいた…」
自分のところに来るためにご飯を食べられていないのだと思うと、圭人は申し訳なくなる。
「では、すぐにお昼の用意を…」
「待って!…まだ…もうちょっと…」
圭人の心配は他所に、まだ少し甘えていたい様子の涼介は抱きつく力を強めた。
「…はい。じゃあ、もう少しだけ」
圭人は微笑むと、同じように抱きしめる力を強めてそれに応えるのだった。
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みつあめ(プロフ) - LEONさん» ありがとうございます!幼児化シリーズも、また書きたいなぁと思ってます(^^) (2018年4月21日 15時) (レス) id: 9af1721976 (このIDを非表示/違反報告)
LEON(プロフ) - 幼児化シリーズがすきです。チビっこ、かわいいー。 (2018年4月19日 21時) (レス) id: d2b955669e (このIDを非表示/違反報告)
みつあめ(プロフ) - オム岡ライ貴さん» 移行完了しました!これからもどうぞよろしくお願いします(^^) (2018年2月22日 19時) (レス) id: 9af1721976 (このIDを非表示/違反報告)
オム岡ライ貴(プロフ) - ほんとですか!楽しみに待ってます!! (2018年2月21日 16時) (レス) id: 3d51e6317d (このIDを非表示/違反報告)
みつあめ(プロフ) - オム岡ライ貴さん» まだです(>_<)今日か明日にはできると思います!もう少々お待ちください(笑) (2018年2月21日 15時) (レス) id: 9af1721976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みつあめ | 作成日時:2017年10月16日 3時