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トビウオ ページ5

「A先輩」




後から声をかけられる
振り返ると






「あ、飛雄〜」






久しぶりと手をふりながらこっちに飛雄が来るのをまつ、眠いからあまりうごきたくない






「久しぶりっすね」



「そだね〜」






なにを隠そう私は北一出身だ
飛雄とは家が近い





「もう、バレーしてないんっすか?」



「うん、やめどきかなって思って」





一応レギュラーだった
別に嫌だったからやめたていう理由じゃないけどね
飛雄をみてたらバレーしたくなるな







「今度、青城に試合しにいきます」



「え、ほんと?応援しにいくね」







ぐっと親指をたてる私に少し不格好な笑顔を向けてくれる
相変わらず笑顔は苦手みたい






「じゃあ先輩、おやすみなさい」



「おやすみ」







軽く会釈をして反対方向へ帰っていく飛雄
んー、これはモテるなあ






この時私はきづいてなかったていうか忘れてた
もうすぐ8時になることをーー

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作者名:やちよ | 作成日時:2017年3月26日 13時

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