文豪から愛しい貴女へ III

大人なお勉強 <谷崎潤一郎> ページ22

松野霊夢さんリクエスト

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今日は谷崎さんの妹のナオミちゃんがいないと云う事で谷崎さんに誘われた

「来てくれてありがとう」

「いえ、此方こそありがとうございます」

私は学生なので時々谷崎さんに勉強を教えてもらってる

「今日は何かな？」

「これなんですけど……」

そう言って畳の上にあるちゃぶ台に座る

何時もは探偵社のソファーでしているからか今日はなんだか近い気がする

「ああ、此処をこの公式を使って……」

そう言って谷崎さんが教科書に触れた時、手が触れる

「ご、ごめんなさい！」

「あ、此方こそ……」

なんでだろう…二人きりだから意識してしまってる

「……ねぇ、Aちゃん」

「はい……？」

名前を呼ばれて首を傾げて谷崎さんの顔を見ると

その顔は何処か何時もと違う表情だった

「何でこンなに簡単に男の部屋に上がッちゃうのかな？それとも……態と？」

耳許でそう囁かれ

「ひゃ……違います」

そう言っても一足遅く

畳に寝転ぶように押し倒され両腕を持たれる

「そンな声を出して……誘ッてるよね？ダメ？」

そう言われて私は顔を横に背けると谷崎さんの指が私の顎を撫でる

「こッち向いて……今日はナオミも居ないから……一寸大人なお勉強教えてあげようか？」

あくまで乱暴にしない谷崎さんに私は少し震えながら

「……っ、ます」

「ん？」

「優しく……教えてください」

そう言えば谷崎さんは優しく微笑んで

「勿論、Aちゃんの為なら優しく、じっくり良くなるまで教えてあげるよ」

そう言って谷崎さんは私の服に手をかけた








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谷「リクエストありがとう。お題が書かれてなかッたから激甘で好きに書いちゃッたけど気に入ッてくれたら嬉しいな」

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