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作った運命 ページ5

ピピーッ。






電車の扉が開く音が俺の鈍った体に響く。









昨日と全く同じ時間の電車、同じ右端。









まるで昨日と変わらない程の感覚に陥る。









少し左を見れば昨日もいたであろう女子高生たちの制服姿が目に映り俺を舞い上がらせる。









仕事帰りの人も学生も大体帰りはほぼ誤差なく同じ時間帯の電車に乗るであろう。









どうかいてくれ、とコクリと唾を飲む。









右足を電車に踏み込ませた。









辺り一面を見渡す。昨日のような甘い香りはしない。









ピピーッ。 あ ...








ドアが閉まった音と同時に俺の胸が高鳴った。









少し離れた場所で小さな肩がちょこんと壁に縋っていた。









昨日ほど満員でもないからか、俺はすぐに気づいた。









その透けた肌、キレイな大きな目。キレイな黒髪に反した赤く染まった靭やかな唇。








昨日よりもハッキリと顔が見えてその瞬間にドキッとしてしまう。









これが偶然にも会ってしまったのなら確実な運命と誰もが言えただろう。









だが、自分から合わせにいった。









少しずつ自分から運命にしにいったのは俺だった。

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愛 華 - ストーリーに惹きつけられる!早く続きが見たいです! (2018年3月1日 11時) (レス) id: ccf457077d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ruu | 作成日時:2018年2月28日 20時

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