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すれ違い ページ10
美咲side
「ねぇ、どういうこと?」
「幼なじみ君に言われたんだ。美咲に関わらないでくださいって」
「、、、、」
電話を切って勝利の教室に向かう。
薄暗い教室で女子に囲まれて楽しそうに話している。
「勝利、ちょっと良い?」
声をかけると勝利だけじゃなく周りの女子もこっちを見る。
「大事な話がある」
「分かった」
夕暮れの教室にガタンと言う大きな音が響き渡る。
教室を出ていつもの屋上に行く。
「どした?」
あっけらかんと言う勝利に少しだけ腹が立った。でも先に確かめないと。
「風磨に何て言ったの?」
笑ってた勝利の顔が一瞬で凍りつく。
「答えてよ」
答えない彼に反比例して声が大きくなる。気付けば右手に痛みを感じた。
勝利を見ると驚いた顔で頬を押さえてる。勝利が悪いんだよ?
「自分は、、女子に囲まれて楽しそうに話している癖に、、人の邪魔は、、するんだ、、」
珍しく声が震えた。何か言いそうな勝利を無視して階段を駆け降りる。
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作者名:gyuutanlove | 作成日時:2017年5月28日 11時