貴方とで会えて… (ページ6)

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結局、2人とも五分五分で酔いつぶれてしまった。

｢あんたら、まだまだだねぇ｣
と、次郎ちゃんが言う。私は、あははと苦笑いした。絶対こうなると思ってたと堀川は呟いていた。

酔いつぶれた兼さんを堀川が肩を組んで部屋まで連れていった。

私は、次郎ちゃんと一緒に陸奥守を部屋まで運んだ。

｢現世は楽しいぜょ……zzz｣

という寝言を言いながら幸せそうに寝ている姿を私と次郎ちゃんは見て、くすくすと笑った。

｢あんたは、このあんずの本丸に来れて幸せだねぇ…こんな可愛い主が部屋まで運んでくれて。｣
と、次郎ちゃんは言う。

｢そんな、恥ずかしいこと言わないで!!!｣

｢ほら、そういう所が可愛いのよ。あんたも早く寝な。お肌が悪くなるよ？それとも、このままあたしと兄貴と酔いつぶれるまで飲む？｣

｢いや、遠慮します｣
というと、次郎ちゃんは笑いながらおやすみと言い、私達は別れた。

今夜はなんだかいい夢が見れそうな気がした。