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「着いたぞ。絡まれることはねぇだろうけど、俺から離れるな」
『うん、わかった』
如何にもな不良高校に思わず凄んでしまうが、私には洋介がいるから大丈夫だと言い聞かせて、彼の傍を離れないようについていくと背後から声を掛けられる
「およよ、轟ちゃんにAちゃん、いらっしゃ〜い」
「そっちの頭が、俺のAに直接詫び入れたいっていうから来たぞ」
「ああ、昨日言ってたっけ…。Aちゃん、大丈夫？」
『洋介のお陰で何とか、ご心配ありがとうございます』
洋介は私を庇うように、前に立った。そんな様子を見て楽しそうに小田島さんはけらけらと笑っている。私は洋介の後ろから顔を覗かせた。それに名前呼びになっているのに気がついたようで、目を見開かせてまた続けて喋った。
「おやおや、洋介ねぇ。……そりゃ何よりだ。本当に悪かったな、Aちゃん。…じゃ、佐智雄が奥で待ってるから行こうか」
名前呼びを敢えて指摘されると、洋介は小さく息を吐き出して軽く髪をかきあげていた。指摘されたのが気に食わなかったのだろうか。小田島さんはそのまま先導するように奥へと歩いていき、私たちはその後をついていく。
「佐智雄。…轟ちゃんとAちゃん、連れてきたよ」
「悪ぃな、態々来て貰って。……」
大きな部屋に辿り着くと、鳳仙の屈強な幹部達含めて生徒も揃っていた。数に圧倒されて思わず洋介の学ランの袖を握った。それに気づいたのか、大丈夫だと言わんばかりに彼は私の腰に手を回した。
「巻き込んじまって、すまなかった。それに唯も助けてくれて頭が上がらない、ありがとう。そして申し訳ない」
鳳仙の頭である、上田さんは頭を下げて謝罪と感謝の気持ちを伝えてくれた。
『頭を上げてください、この通り私は大丈夫です。それに唯ちゃんも無事で良かったです』
「……ありがとう、こんな事に巻き込んじまったのに懐も広いときた。ほんと頭が上がんねぇわ」
上田さんは頭を上げると、洋介と私を見ながら話した。
「Aだけは二度と巻き込むんじゃねぇぞ」
「分かってる。轟も悪かったな」
「俺はいい、Aを巻き込んだことだけだ。じゃ、俺らは帰るから」
冷たい視線で射抜くように上田さんを見つめて喋る洋介は、私に向ける眼差しと全く違い、少し驚いた。
そのまま洋介に促され、鳳仙を後にした
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可愛。(プロフ) - 小松ミナさん» どういたしまして´`*！ (2022年10月24日 18時) (
レス) id: fdd7cf983f (このIDを非表示/違反報告)
小松ミナ(プロフ) - ありがとうございます。またチャレンジしてきます！ (2022年10月24日 17時) (レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
可愛。(プロフ) - 小松ミナさん» それは良かったです´`*はい、プロフコピーで大丈夫かと！念の為検索できるか確認してきたので、大丈夫だと思います！◎ (2022年10月24日 16時) (レス) id: fdd7cf983f (このIDを非表示/違反報告)
小松ミナ(プロフ) - ハイ(//∇//)しかもまたお話更新で、朝から気持ち上がりました⤴︎ありがとうございます♡あと、Twitterお邪魔したいのですが見当らなくて…プロフ記載をコピーで大丈夫ですか？そちらの洋介さんも読みたくて(๑˃̵ᴗ˂̵) (2022年10月24日 6時) (レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
可愛。(プロフ) - 小松ミナさん» 確かに、こんな助けられ方するならいいですよね´`*最初は村山さんに全て助けてもらおうと思ったんですが、ここは轟に助けてもらった方がいいかなとおもってそうしました！そして村山さんには受け止めてもらう係になってもらいました、ときめきますよね❀. (2022年10月24日 0時) (レス) id: fdd7cf983f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：可愛。 | 作成日時：2022年9月29日 14時
