【d!】ガーデンバース【学パロ】 (ページ7)

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4話ページ7

……い……ろ………おき……………おきろ〜！

『 …ん………』

視界いっぱいのシャオロンの顔

………シャオロンの顔……！？！？！？

『うわあああおあ！？！？！？』

sha「あ、起きた」

ﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯ

仲良くなったとはいえ生徒会の1人であるシャオロンの顔は心臓に悪い………あ、まつげ長い

sha「待っててくれてありがとな！帰ろーぜ」

ニカッと笑いかけてくるシャオロン

『え、あ、もうそんな時間？』

黒板の上にかかっている時計を見ると6時になる寸前

そんなに時間経ってたんだ…

先ほどのことがフラッシュバックしてくる

………わ、私鬱島くんに…………

顔に熱が集まってくるのがわかる

sha「A〜！おいてくぞー」

『ち、ちょっと待って！』

机にかけていたカバンを掴んでシャオロンを追いかける

sha「今日俺ホームラン打ったんやで！…ってなんか顔赤くね？」

ｷﾞｸﾘ

『そ、そんなことないよ』

鬱島くんにはこれからぜったい近づかないようにしよ……

心の中で誓いながらシャオロンの隣を歩く

sha「ふーん…ならええけど」

その後シャオロンの活躍を聞きながら学校を出た

＿

＿＿＿

sha「じゃ、俺こっちやから。また来週なー！」

手をふりながら走っていく
ポメラニアンみたい……うっ、しっぽの幻覚が………

…一緒に歩いてた時はシャオロンが喋ってくれてたからあまり思い出さなかったけど、静かになっちゃうと思い出しちゃうな………

鬱島くんに花を食べられた時あんまり嫌じゃ無かったんだよね…………花生みの本能っていうか…いや、二度と会いたいとは思わないんだけど

キスもレモンの味なんてことはなくて、ドロドロに甘くて、あれ以上続いてたら多分ほんとにおかしくなってた

いつの間にか着いていた家の鍵を開けて入る

父は海外に単身赴任だし、母も遠くで働いていて帰ってくることは滅多にない

『…ただいま』

誰もいない家に声をかける

何も考えたくないし、ゲームでもしよっかな