【d!】ガーデンバース【学パロ】 (ページ6)

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3話ページ6

ぐっと彼の顔が目の前まで近づいてきて、止まることなくゼロ距離になる

唇が重ねられ彼の舌が口内へ入り込んでくる

フェロモンと花生みの脱力感で抵抗することも出来ず、ただされるがまま

口の中に流れ込んでくる彼の唾液は砂糖の何百倍も甘かった

＿＿

それからいくらか時間が経った

1秒なのか1分なのかそれよりも長かったのか、そんなことは分からないが、私の意思には反して花生みとしての本能が彼を受け入れてしまった

彼のおかげで腕の脱力感はすっかり無くなった
元は彼のせいなのだけれど

力が入るようになった腕で彼の体を押す

以外にも彼はすんなりと離れてくれた

ut「…俺もうAちゃん無しじゃ生きられへんかも…世界の大物たちが花生み血眼で探す訳やわ…」

恍惚とした顔で私を見つめる青の瞳

ut「な、もっかいシよ」

とんでもないことを言い出すなこの眼鏡

『鬱、しまく、ん、、も、、ムリ…』

だんだんと意識ははっきりしてきたが、酸素が足りない

ut「鬱島くん、やなくて鬱くんって呼んでや」

ふわっとさらにフェロモンに当てられる

『うつ、く…』

ut「よく出来ました♡」

ただ酷く疲れていて、フラフラする

『………ぅあｯ………』

グワンっと視界が回転した

＿＿＿＿＿＿＿

ut「うぇ！？Aちゃん!?」

いきなり倒れた彼女を抱きとめ様子を確認する

スヤスヤと眠る吐息が聞こえる
よかった。ただ疲れて眠ってるだけみたいやな…

ほっと息を着く
長年探していた子を遂に見つけがっつき過ぎてしまった

やっと見つけた俺の運命の相手

グラウンドがガヤガヤとうるさくなっている。部活が終わったようだ。

そろそろシャオちゃん帰ってきてまうな…

Aちゃんと離れたくは無いが、この子だけはシャオロンにだってやりたくない。

すやすやと眠る無防備なAちゃんの首へ顔を近づけてﾁｭｳｯと吸うと、キスマークの出来上がり

Aちゃんの腕に未だ残る花を摘んでから机に突っ伏して寝ていたようにしてやる
シャオロンならこれで騙せるだろう

摘んだ花を大事に両手で包んで自らの教室に向かった

またな、俺の、俺だけのA