9話 ページ9
及「じゃー、今日はここまで。自主練する人は怪我に気を付けてね。」
｢｢｢あざっしたー！｣｣｣
部活終了後、ギャラリーを見上げちょいちょいとAを呼ぶ及川。
それに気付き、Aも下へとおりていった。
及「俺は今日先に帰るから、あとよろしくね岩ちゃん。」
岩「おう。任せろ。」
松「今日は自主練しないの？」
及「うん。Aちゃん送っていくから。」
花「へー。俺も一緒に帰ろうかなー。」
及「ダメ！マッキーはAちゃんに近付くの禁止！」
へらへらと及川をからかう花巻。
岩「おい、待ってるぞ。早く行け。」
岩泉が顎をしゃくった先には、ひょこりと顔を覗かせるAの姿。
すると、恐る恐る体育館に入ってきた。
花「Aちゃーん！」
及「ちょっとマッキー！」
近付いてきたAに手を振る花巻。
松川も便乗して手を振っていた。
それに会釈して答える。
及「どうしたの？Aちゃん。」
『すいません。及川さんをお借りしていきます。今後はこのような事がないように、気をつけますのでっ―ー』
及川の隣に立つと岩泉たちに断りを入れ始めるA。
それを岩泉が手で制した。
岩「及川から事情は聞いてる。こいつにもちょっとくらいかっこつけさせてやってくれ。」
『岩泉さんっ…はい！』
岩泉をうっとりとしながら見つめるA。
及「えっ!?ちょ…Aちゃん!?何で岩ちゃんにうっとりしてるの!?」
松「さすが岩泉。」
『及川さんも少し見習ったらどうです？』
その一言で、3人が一斉にふきだした。
花「やっぱいい性格してるわー。」
及「もー！Aちゃん帰るよっ！」
『それでは失礼します。』
引っ張られながらも律儀にお辞儀をして、体育館から消えていった。
部室の外まで引っ張られると、ようやく手が離れる。
及「着替えてくるから待ってて。それとも一緒に入る？」
『遠慮します。』
及「だよね。」
ニッコリ笑うと、ポンポンとAの頭を撫で部室へ入って行く及川。
少し外で待てば、制服に着替えた彼が出てきた。
スンスンと匂いを嗅ぐA。
及「何っ!?及川さん臭い!?」
『あっ違います…いい匂いするなって思って。私匂いフェチなので。』
及「匂いって言えば…タオルありがとう。助かっちゃった。」
未だに匂いを嗅ぎ続けるAの手を握り歩き始める及川。
及「洗って返すね。」
『いいですよ。そのままでも。というか…手。』
及「嫌だった？」
首を横に振ってAは答えた。
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ポチ - 天女楽しみに待ってます！これからも頑張って下さい！！ (2017年3月30日 9時) (
レス) id: 69ba502fbd (このIDを非表示/違反報告)
炭酸(プロフ) - ポチさん» コメントありがとうございます！わぁぁあぁぁ！嬉しいです(*'▽')これからも頑張りますね！了解です。天女も自信がついたら更新再開しようかなーと考え中なので、その時はよろしくお願いします！ (2017年3月29日 21時) (レス) id: 8381412bff (このIDを非表示/違反報告)
ポチ - 本当に面白かったです！私は、炭酸さんの小説大好きなのでこれからも頑張ってください！出来れば、天女も消さないでほしいです (2017年3月29日 11時) (レス) id: 69ba502fbd (このIDを非表示/違反報告)
炭酸(プロフ) - アンゴラさん» うわあああああありがとうございます(T_T)本当に嬉しいです！はいっ！頑張りますね(o^^o) (2017年3月6日 11時) (レス) id: 35aaf36854 (このIDを非表示/違反報告)
アンゴラ - はじめまして、今まで読んできた恋愛夢小説の中で一番と言っていいほど素敵な作品でした！主人公の女の子のさっぱりしてるけど、ちゃんと及川さんの事が大好きだし、及川さん自身のことをちゃんと考えてあげられる所がグッときました！これからも頑張ってください！ (2017年3月5日 20時) (レス) id: adb7c58c2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：炭酸 | 作成日時：2017年1月10日 0時
