プロローグ ページ1
JM「ねぇねぇ！ユナ！これ似合うかな？」
こっちに振り向いて聞いてくる彼の髪の色なんかは私には見えてない。
『似合ってるよ！すごく綺麗な色だね！』
彼はその事を知らない。
JM「でしょ？
ユナの好きな金髪にしたんだよ〜！」
何も知らない彼は私にそう微笑みかけているけど、
私にはその色がどんな色だったかも覚えていない。
思い出したくても思い出すことができない。
『私も今度、染めたいな〜！』
JM「えー！？駄目だよ〜！
ユナはそのまま色が似合ってるんだから！」
私に色が見えなくなったのは生まれつきじゃない。
今だって、ある程度の色は見えている。
ただ、ある病気にかかってしまった。
無色病
むしきびょう
助かる方法はひとつもこの地球上になく、
徐々に色が見えなくなっていって、最後には黒と白と灰色の無彩色だけしか残らず、この無彩色だけの状態になったときにはもう、死が近いこと示しているんだって。
無色病の死に方はこの世で1番美しく、まるで生きてるみたいに見えるの。
死後硬直がすぐに起こらず体温が残り温かい状態が１週間残る。
死ぬときも、苦しくなく安楽 死。
寿命は無彩色だけになってから1年と言われている。
JM「ユナの髪色は僕が世界で1番好きな色なんだ！」
『ふふっ！ありがとう！サランヘ…！』
彼には私が見えなくなる最後まで笑っていて欲しいな。
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n - 葵月（めい）さん» 後、パスワード覚えてない(汗)。ログインしたから、パスワードなしでも編集できるんよ (2020年10月18日 23時) (
レス) id: de6400abc9 (このIDを非表示/違反報告)
n - 葵月（めい）さん» 返信遅くなってごめん！！作品名変わってないよ？ (2020年10月18日 22時) (レス) id: de6400abc9 (このIDを非表示/違反報告)
葵月（めい） - なぁ、どういうこと？作品名は変えられてるし、パスワードも変わってる。ちょっと説明してくれん？ (2020年10月3日 15時) (レス) id: 89e9f9ebd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：n | 作成日時：2020年8月2日 0時
