アーヤの妹

まさか ページ24

着替えて黒木の作ったご飯食べた

読書してると６時頃だったので
一度立花さん家に戻ることにした


黒木には警察に行方不明届けを出させないために
一度立花さん家に戻ると伝えた


「学校が終わった後はどうするんだ」と聞かれたので
「立花さん家にお世話になるよ」と答えておいた

少し前のことを考えてるうちに
目的地に到着していたみたいだった


昨日は二度と戻ってこないと思ってたのに


あの時のボクは冷静さに欠けていたんだ


もっとよく考えていたらすぐ分かることだったのに


しばらく立花さん家をみていたら彩さんが帰ってきた


ランニングの帰りだったのだろう
邪魔してしまった

「すみません。いまどきますね」
そう言って横にどく

彩さんは一瞬驚きながらも
その怒りをあらわにする

「A、昨日はどこに行ってたの？
　お母さん怒ってたよ」

自分も心配したと主張するように
きつめの口調で言う

「あぁ、すみません。ご迷惑をおかけしました」
そう言い頭を下げる

彩さんは戸惑っている

「取りあえず、中に入ろうか」

彩さんがドアを開ける

「ただいま」
ボクは後に続いて
「お邪魔します」と言いながら入る

彩さんは何か言いおうとしてたけど
言う前にお母さんがでてきた

ごめんなさいお母さんの名前
娘だったけど知らないの

「昨日はどこ言ってたの
こんな年から朝帰りなんて
ご近所での評判が悪くなるのよ
あなたは親に養ってもらっている立場なのよ
なのにどうして、、、

いまの暮らしに何か不満があったっていうの？
自由にさせてあげてたじゃない

あなたはどれだけ親に、母さんに
心配かければ気が済むの」

そうお母さんは叫ぶように言った
そしてボクを抱きしめる

しんぱい・・・？

ボクって心配されてたの？

嫌われてなかったの？

ボクの頭の中はハテナでいっぱいになる

君は何がしたいんだい→←殴ってゴメンネ

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