第七師団の復讐幼女 (ページ9)

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「俺は第二師団だ。旅順にも行っていない。やはり人違いだったようだな。」

それでもなんとかこの場から逃れようともがく。

杉元のこの発言に対して鶴見中尉は、また残りの二つの団子を一気に口に放り込みこう述べる。

「なぜ尾型上等兵は不死身の杉元に接触したのか、、、それはお前が金塊の在り処を示した入れ墨の暗号を持っていたからだ。」

「、、、と、ここまで話がつながることを恐れて我々から逃れようとした。」

更に追い打ちをかけるように、

「刺青人皮を持っているのだろう？どこに隠した？」

ヒソヒソと杉本に語りかけた。

鶴見中尉は情報将校。捜索については第七師団の中ではピカイチ。

もう言い逃れなんてできない。

それでも杉元は、

「金塊？入れ墨？何を言っているのかさっぱりだが、俺の荷物はもう調べたのだろう？ケツの穴まで調べても構わんぞ。」

と、白々しくそう言う。

更に、周りにいる部下たちに視線を送りながら舐めた態度でこう言い放った。

「お前らの大将はアタマ大丈夫なのか？」

あーあ。言ってしまったなこいつ。

どうなっても知らないぞ。

すると鶴見中尉は、少し笑いながら、

「脳が少し砲弾で吹き飛んでおる。」

と、ご機嫌そうに言ってみた。

「ぷっ！」

「アハハハハ