第七師団の復讐幼女 (ページ6)

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串団子ページ6

「俺は大怪我させられた娼婦の上客に頼まれただけだ。妙な入れ墨の男を探してそいつに仕返ししてくれって。」

目の前の軍帽をかぶり手を縛られ銃口を向けられている男はそう言う。

先程銃でしこたま殴られせいか鼻血が出ている。

あの後なんとか不死身の杉元らしきこの男を今いる上官室に連行した。

男はさらに言葉を述べる。

「その娼婦を呼んでくれって言ったのに銃を持った連中が囲んできたら、訳もわからず逃げ出したくなるだろう？」

この男の言い分も確かだ。

一つ訂正させてもらうなら私なら逃げ出すではなく、返り討ちにする。

言い分を聞いても鶴見中尉は疑いの目を男の方に向ける。

こちらとしてはすごくどうでもいいのでさっさと時がすぎるのを祈る

それにずっと部屋の隅らへんに立っているのもキツイ。

「甘いものは好きか？」

流石変態中尉。

よくわからないタイミングでよく分からないものをすすめる。

唐突の勧めに男もえ？と疑問の声をもらす。

そして、出された甘味はいつぞやのときに買いに行かされた、

「小樽の花園公園名物の串団子だ。」

男は串団子を一つ手に取り黙って口にした。

タレの甘い香りと餅特有のモチャモチャという咀嚼音が部屋に響く。

食べている男は、

「うまい。甘いものは久しぶりなんで唾液腺が弾けそうだ。」

と、素直に感想を言う。

男の雰囲気を読み取るも嘘は言っていないようだ。

男の素直の感想に鶴見中尉もウンウンとうなずく。

すると、