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「しんぺいさん、連れてきましたー」
私を抱えていて扉を開けられないので医務室の前で声を掛ければ扉が開いた。
「いらっしゃい、ロボロから話は聞いてるよ〜」
『いや〜すみません』
てへ☆というテンションで言ったらデコピンされてしまった。地味に痛いんですが？
「空いてるベッドどこでもいいから寝かせてもらえる？」
「うぃっす」
病人用のベッドの一つに降ろされる。おや、意外とソフトタッチですね。靴を脱ぎながらなんだかんだ真面目だからかな、とか考えていたらぽふ、と頭に手が乗った。
『んあ？』
「さっさと治してください、うつるんで」
「じゃ」と軽く手を振って足早に医務室から出ていったショッピさん。
…ふむ、お礼言えなかったな、今度お菓子でも作って持っていくか。
「はいはい寝て〜。で？何したの？」
入れ替わりでぺ紳がカルテっぽいものを持ってベッドの横に座る。横になりながら多分遠出で疲れて気が抜けたからですと答えた。
「なるほど、あるあるだねぇ」
書き込みながらうんうん頷きぺ神がこちらを見る。
「うん、ストレスと疲労からくる風邪だねぇ。どうしようか」
『どうしよう、とは？』
「僕の能力分かるでしょ？」
『怪我を治す能力ですよね？』
「そう、怪我なんだよ」
曰く、怪我などの外的要因は治すことが出来るのだが、風邪などのウイルスが原因のものは本人の免疫の問題なので治せないらしい。ちなみにガンとかは部位がはっきりしていれば治すことが出来るそう。すげぇ…。
「という訳でお薬飲んで大人しく寝ててもらうしかなんだよねぇ…Aちゃんの能力で治せるかもだけど、本人が風邪ひいてるからね」
『一生の不覚』
「てことでこれ薬ね、これ飲んで寝てて。夕飯の時間になったら一回起こしてあげるから」
『ふぁい、ありがとうございます』
そろそろ熱にのぼせて回らなくなってきた呂律にこの感覚久々だな〜とか呑気なこと考えつつ貰った薬を飲む。てか薬あるんですね、能力に頼りっぱで薬とかないのかと思ってた。
「ん、飲んだね。じゃあおやすみ」
『おやすみなさ…』
飲み終わったコップを渡し、ベッドに潜り込み目を瞑る。
そういえば洋服だったなとか、部屋の鍵締めてなくね？とか、頭の中をぐるぐるしながら眠りに落ちた。
「覗くくらいなら素直に心配だって言えばいいのに」
「うるさいです。言ったら調子に乗りますし」
「素直になっとかないと……敵は多いよショッピ君」
「そ、そんなんじゃ！」
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ぺんぎん☆ - はぇー神か(語彙力皆無) 応援してます！頑張ってください！ (2020年3月4日 23時) (
レス) id: 0f2863d128 (このIDを非表示/違反報告)
蒼羅(プロフ) - zmさんの勢いが良くて笑ってしまいました…wwこの作品part1の時から好きなので体に気をつけて更新頑張ってください！応援してます！！ (2019年11月27日 17時) (レス) id: 8d56014de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めん | 作成日時：2019年10月24日 2時
