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そんな訳でグル総統と兄さん…さん…？と中庭に来たのですが。
「見事にやってるな…あー、トン氏は旅の疲れとこれでなんか白く見えるゾ」
例の3人でグチャグチャな中庭と、それを見て今にも真っ白に燃え尽きちまいそうなトンさんがいた。
これには流石のグル総統も顔を引き攣らせてトンさんの方へ歩いていく。
「トン氏、大丈夫か？」
「大丈夫に見えるか？」
「見える奴がいたら眼科をおすすめするゾ」
『ですね』
私はトンさんの隣に立って肩ポンしながら深く頷く。ちょっと背伸びしなきゃいけないのは見なかった事にして頂きたい。
「せや、丁度いいからトン氏に能力使ってこの馬鹿……ｹﾞﾌﾝ、アホ共を止めてもらうのはどうだ？」
「グルさんグルさん、何も変わってないで。言い直した意味あんの？」
「スマン、流石の俺でも少しは暴れるタイミング考えるからな」
「ほんと少しやけどな」
『それ言ったらキリなさそうなのでやめましょう』
トンさんが「まぁ確かに」と遠くを見ながら言う。……うん、私もちょっとは考えて行動しようかと思いましたまる。
「じゃ早速お願いしますわ」
『はぁーい』
グル総統も兄さんさんが屋根の下へ離れたのを確認し、歌い始める。
暴れている3人は気付いているのかいないのか、疲れるって知ってる？くらいの激しさでさらに大変な事になっているように見える。
……いや、動き早くて何してるか詳しくは分からないだけなんですけどね、地面とか吹っ飛んでるのは分かるんでね？その、歌うことでトンさん能力が増幅されるじゃないですか？足元凍ってきてね？っていう。元々出来るとは言ってたけどこう、スケート出来そうなくらいの……あ、これ相当おこですね。
てな感じなので、歌い終わった私はそっと離れて屋根の下のグル総統の後ろに隠れて耳を塞いだ。
と、ほぼ同時に、
「……お前らアアアアアァァァァァ！！！！」
城に響き渡るレベル(地響きした気がする)の怒号と吹雪なんじゃないかっていう氷の能力。
ちなみにこっちはグル総統の能力で防いでいるので普通に立っていられるし寒くない。おお、反射の能力ってこういう時便利でいいなぁ。
「おー、確かにバフだな」
兄さんさん(さん1回でいいか後で聞こう)は関心しているようでトンさんの能力を眺めていたと思ったら「これ使えそうだな」とメモも取り始めていた。動じませんね？？
「色々あったが長い付き合いだからな」
私の思考を知ってか知らずか兄さんさんはくす、と笑った。
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ぺんぎん☆ - はぇー神か(語彙力皆無) 応援してます！頑張ってください！ (2020年3月4日 23時) (
レス) id: 0f2863d128 (このIDを非表示/違反報告)
蒼羅(プロフ) - zmさんの勢いが良くて笑ってしまいました…wwこの作品part1の時から好きなので体に気をつけて更新頑張ってください！応援してます！！ (2019年11月27日 17時) (レス) id: 8d56014de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めん | 作成日時：2019年10月24日 2時
