54 ページ5
あの後きょーさんに色々案内して頂きました。あ、呼び方はきょーさんの方から「様は慣れへん」とかいってさん付けになりました。この世界の人フレンドリーか？
行きで目を付けてたパン屋に行って歩き食いとか、屋台で歩き食いとか、この国の雑貨屋さんに行ったり。……あの青い怖い顔したマスコットは見なかった事にしたけど。なにあれ。夢に出そう。
それから案内の途中でらっだぁ王が「俺もまぜてー！」とか走ってきたのできょーさんが拳でお帰り願ったりもあった。我々国もそうだけど王様自由か？それでいいのか？
らっだぁ王は国民達に笑われたり煽られたりしてたけどいつもの事というか、この国のスタイルというか、「うるさーい！」なんて笑いつつ帰っていってた。なんかいいなぁ。好きだわ。
「お、この国好きか？いてもええで」
『えっ、声に出てました？』
「せやなぁ〜」
「あっ、アカンで！？Aはウチのや！」
「じょーだん」
『いや離れる気はないですけど…』
なんだかんだ慣れたし、移動は面倒だしな、あと色々、とか考えていたらシャオちゃんがこっちを向いて目をキラキラさせ嬉しそうな顔をする。
「せやんな！やっぱウチがええよなー！」
なんて言いながら抱きつかれたと思ったらそのまま持ち上げてくるくる回るもんですから目が回る。や、やめろ。あとここ普通に人通りありますやめろ。
『で、でる……』
「降ろしたり〜顔真っ青やで」
きょーさんがへらへら笑いながら言う。おーけー止める気ありませんね。
「これアイツらに言ったら喜ぶんやろな〜」
一応降ろしてくれたものの引っ付いたまま頬をすりすり押し付けてくる。髪の毛擽ったい。
『人の目が痛いので離れてください』
「えぇ〜、いつもゾムとかに邪魔されるからええやん」
『2人して私から離れればいい話でしてな？』
「なんや三角関係か。罪な女やな」
きょーさんが腕を組んでうんうん頷き、大変やな〜とシャオちゃんの肩をぽんと叩いた。
「せやねん！はよ決めて欲しいわ！」
『アイアム被害者。おーけー？』
「おもろ」
『泣くぞ』
「ｿﾛｿﾛﾓﾄﾞｯﾃｺｲｯﾃ-」
きょーさんの脛を蹴ってやろうかと足を振り上げたところで上から声が聞こえた。
3人で上を見上げるとふよふよ浮いている緑色様がいた。なんか可愛い。
「それも能力の薬か」
「ｿﾀﾞﾖｰ」
シャオちゃんの問に頷けば「ｻｷﾓﾄﾞｯﾃﾙﾈ」とそのままふよふよお城へ戻っていった。
「いや、どうせなら連れてけ？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 758人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぺんぎん☆ - はぇー神か(語彙力皆無) 応援してます！頑張ってください！ (2020年3月4日 23時) (
レス) id: 0f2863d128 (このIDを非表示/違反報告)
蒼羅(プロフ) - zmさんの勢いが良くて笑ってしまいました…wwこの作品part1の時から好きなので体に気をつけて更新頑張ってください！応援してます！！ (2019年11月27日 17時) (レス) id: 8d56014de4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めん | 作成日時：2019年10月24日 2時
