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男性が悲鳴上げてみろ、襲撃があった後だから皆がすぐ来る。
で、エミさんは私を抱き締めたまま悲鳴を上げた訳だから……あとは分かるな？
「なにイチャついてんねん！！！！」
「せや！！！俺にもやらせろ！！！」
「鬱先生とするわけないやんww」
「大ちゃんとするくらいなら俺として」
「はぁ！？俺の嫁さんやぞ！！！」
「まだ言っとんのか！！！いい加減現実見ろや！！！」
うるっさいのなんの。これ鼓膜逝くのでは？
「本がぁ！！外行ってくださいよぉ！！」
「誰のせいや思とんねん！！」
「おいエミさん顔赤くすんなキショいわ！！」
上がることしか知らないボルテージは収拾がつかないレベルまで来ている。あ〜、ここで能力使わない方が………あーあ。こうなると例の方がカミナリ落とすまで収まらないのはここ何週間で学んだ事のひとつですね。
てなわけでそろ〜っと抜け出す。私のせいではないし？私はアレ、抵抗出来なかった哀れな人間でございましてよ。
どんどん音が大きくなる図書室から抜け出して歩いていた所でイノシシの如くな勢いと怒気を滲ませたトンさんとすれ違った。
少しすれば地響きと怒号が聞こえたので南無、と手を合わせておく。
これで静かになるだろうと思ったのだが……
『……なんか収まるどころか悪化してない？』
恐る恐る窓から音のする外を見ればいつの間に移動したのか能力のぶつけ合いで中庭がメチャクチャになっている。こちらもいつの間に参加したのか幹部達がほとんど揃っている上に、あの黒い服……グルッペン総統もいるように見えるんだけど。おかしいな、熱はないはずなんだが？
しばらくボーッと眺めてたけど、これ誰が収拾つけるんだろう。いつもは正座させる側のトンさんも参加してるよね。ちょっと楽しそうなのはストレス溜まってたのかなぁ……。確かに予期せぬ襲撃者と修理費とか色々あるもんな、うん。……お城が壊れる前に止まればいいんたけど。
そんな事を考えていたら誰か2人ほど中庭に出てくる姿が見えた。ぺ神と……誰だあれ？
ストール巻いた眼鏡の長身の男性。皆がその人を見るやいなや戦っていた手を止めてその人へ駆け寄る。「久々やなー！」とか「今回の成果はどないなん？」とか聞こえるから普段は出掛けてて？いない人なんだろう。そういえば会議室とかの席が1つ空いてたからもしかしたらこの人だろうか。
『私には関係ないこっちゃな』
なんにせよ収まったみたいだし、そのへんふらふらするかぁ。
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ぺんぎん☆ - はぇー神か(語彙力皆無) 応援してます！頑張ってください！ (2020年3月4日 23時) (
レス) id: 0f2863d128 (このIDを非表示/違反報告)
蒼羅(プロフ) - zmさんの勢いが良くて笑ってしまいました…wwこの作品part1の時から好きなので体に気をつけて更新頑張ってください！応援してます！！ (2019年11月27日 17時) (レス) id: 8d56014de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めん | 作成日時：2019年10月24日 2時
