おとぎの国で (ページ9)

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8話ページ9

ｸﾛｳﾘｰ「しっかりしつけを………え?あなたのじゃない？」

『見知らぬ獣です！』

ｸﾛｳﾘｰ「そ、そうなんですか……?ごほん！では、学園外に放り出しておきましょう。鍋にしたりはしません。私、優しので。」

『鍋にするのが当たり前なのかな？』

花音「そんなのこと考えなくていいわ」

ｸﾛｳﾘｰ「誰かお願いします！」

ｸﾞﾘﾑ「ぎにゃー！放すんだゾ！オレ様は絶対、絶対！大魔法師になってやるんだゾー！」

大魔法師…？

『ねぇ、花音ちゃん大魔法師って何？』

花音「大魔法師は、大魔法師だ！」グッ

グットマーク…

『意味不明…。それにしてもすこぉしかわいそうだったなぁ』

花音「暴れまくったんだから当然だよ！」

『花音ちゃん…』

人の心ちゃんとあるのかな？

ｸﾛｳﾘｰ「少々トラブルはありましたが、入学式はこれにて閉会です。各寮長は、新入生を連れて寮へ戻ってください。ん？そういえば、ディアソムニア寮、寮長のドラコニアくんの姿が見えないようですが」

獅子の耳を持つ男「アイツがいないのはいつものことだろ？」

ターバンの男「あれ？もしかして誰も式のこと伝えてないのか？」

美しい男「そんなに言うなら、アンタが伝えてやればよかったじゃない。」

ターバンの男「うーん。でも俺、あいつのことあんま知らないんだよな〜。」

『ドラコニアって人、すごくハブられてる…！』