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27.グラドルの復讐 ページ28

「えっ……えっ。」

煩いくらいに大きな音でセットした、携帯のアラームを切っていないまま、時計の時間を二度見する

すると、どうしたものか4時というかなり早い朝を迎えていた。アラームは5時半にセットしたっていうのに間違えたか…

しかし、早く起きてしまったといえ、今からまた寝ても寝坊をしてしまうだけのような気がしたので、まだ寝ているであろう人達を気遣い、静かに廊下を歩き洗面所へ向かった

「(ついに今日、か)」

今日は、待ちに待った烏野との練習試合。
…潔子さんとマネ業出来るんだよな


思わず、口が孤を描くのが分かった


*******

「…ん。」

丁度良い味噌汁の味加減に満足し、思わず唸る。…昨日のようなネギはもう無い筈だ

時計を見ると、あと少しで部員達が起きてくる時間だと分かると、まだ用意してなかった牛乳の準備に取り掛かる

「んー…おはよ。」

「あ、犬岡おはよー」

まだ眠そうに目を擦り、くぁ…と欠伸をする犬岡が食事の匂いを嗅ぎ付けたのかフラッとキッチンにやってきた

「今日のメシなにー?」

「海苔と味噌汁とご飯と目玉焼きと牛乳。」

「おー、うまそー!!」

食事の話で目が覚めたのか、先程より元気な声を出す犬岡に、思わずふっと笑みが零れる

犬岡と駄弁っていると、続々と部員達が食堂にやってき、朝食を食べ始めた

「いただきまーすッ!!」

朝なのにすごい食欲だな…と、朝はあまり食欲が湧かない私は感心したような目で部員を見る

しかし、ただ一人だけは、いい意味ではない期待の目で見つめていた


黒尾さん。そう、黒尾さんの味噌汁の中にはタバスコが入っており、それを入れたのは紛れも無い私である

今はまだ味噌汁を飲んでいないのか、他の人達と楽しそうに話をしていつも通りの黒尾さんだ。その内辛さに痺れることも知らずに笑っている

そして、ついに黒尾さんが味噌汁に口を付ける。思わず心の中でガッツポーズをした

しかし、大きな反応をするわけでもなく、刹那顔をしかめたが、直ぐに口を味噌汁から離すだけだった

「…山本、ソース取ってくれないか」

「あ、やっぱり黒尾さんも目玉焼きにはソース派っすか!?」

山本さんは黒尾さんの頼みに快く答え、少し遠めの場所にあるソースを取ろうと手をのばす

その間に黒尾さんは、そろー…と自分の味噌汁と山本さんの味噌汁を交換した

黒尾さんとは、反対方向に手をのばしてる山本さんは気付かず、ソースを取り、黒尾さんに渡すと味噌汁をズズッと山本さんは飲む

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あめ - あ…好きだ(確信)面白いですね!更新待ってまーす! (2017年4月7日 0時) (レス) id: 98613a75af (このIDを非表示/違反報告)
放浪猫(プロフ) - KANA(♀)さん»そうですか、すみません…。じゃあ気長に待ってますね(`-ω-´) (2014年11月17日 18時) (レス) id: 58e497fb11 (このIDを非表示/違反報告)
KANA(♀)(プロフ) - 放浪猫さん» すみません、こちらの作品は黒バスの小説の息抜きとなっていますので更新不安定となっております´`;;楽しみにしてくださっているのに申し訳ありません…;; (2014年11月16日 22時) (レス) id: e048d7fd74 (このIDを非表示/違反報告)
放浪猫(プロフ) - ゴメンクダサイ続きまだ…ですか?壁|ω・`)チラッ (2014年11月16日 21時) (レス) id: 11dfedb8fc (このIDを非表示/違反報告)
放浪猫(プロフ) - 頑張って下さい。期待してまーすv(^ω^)v (2014年11月7日 23時) (レス) id: 58e497fb11 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KANA(♀) | 作成日時:2014年8月20日 20時

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