25.いざ、風呂場へ ページ26
早速、風呂場に行き近付くと水の音とシャワーの音が入り混じって聞こえた
その音がAの裸へ近付いていることを実感でき、顔がニヤけるのを感じた
覗き穴とかあれば楽なんだけどな…とまだ決めていない覗き方法に頭を回しながらも、風呂場より一つ前の洗面所のドアを開けた
ドアを開けると、俺の視界を遮るように湯気がブワッと立ち込めた
まさか、と思い湯気が薄まったところで目を凝らすと
いつもの天然パーマはストレートになり印象が変わっている金髪
色白い肌が殆ど露になり、その体の美しさと職業を思い出さされる
つり目気味の茶色の瞳が俺を捉えると、大きな瞳はさらに大きく見開いていた
「アッ、Aサン…」
「な、ハッ!?」
驚きの声を上げ、バッとAは下へしゃがみこみ、持っていたタオルで自身の体を隠すように覆う
だが、時既に遅し。見るものを見てしまった俺は、ポッー…とその体に唾を飲んでいたが、やっと我に返り必死に忘れ物をしたなどと言い訳をした。が、
「早くッ!!出てって下さいよおおおッ!!!!」
「イッテエエエエエェッ!!!!」
それも、Aの怒号とAの持参していた、シャンプーのような入れ物が俺に勢いよく当たった音で掻き消された
どうしてこうなった…と壁にもたれ、項垂れる。
これじゃ覗きという実に素晴らしく紳士な行為でなく、ただ真っ向に犠牲を覚悟に裸を見に来た変態野郎じゃねぇか…
アイツ、怒ったらマジでチビるくらい怖ェしなぁ…主に顔と雰囲気が
ドア横で逃れ文句を悶々と考えていると、スパーンッと勢いよく音を立て開いたドアと、いつもの無表情で出てきたA
俺と目が合うと、口を開く
「男子はお風呂この後でしたよね…忘れ物なんてどこで置くんでしょうか?」
「アッ、」
不意にしてしまった言い訳に、深く後悔しながら死を覚悟する。アーメン
しかしAは、まぁいいですとそれ以上特に追求しなかった
助かった!と思い上を向くと、Aは先程以上に冷たく俺を見据えると
「その代わり、黒尾さんの枕(二個)ありませんから。」
「(俺の睡眠がッ…)」
お前の机ねぇから!という風にいい放つとAはスタスタと長い廊下を歩いて、俺と距離を離していった
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あめ - あ…好きだ(確信)面白いですね!更新待ってまーす! (2017年4月7日 0時) (レス) id: 98613a75af (このIDを非表示/違反報告)
放浪猫(プロフ) - KANA(♀)さん»そうですか、すみません…。じゃあ気長に待ってますね(`-ω-´) (2014年11月17日 18時) (レス) id: 58e497fb11 (このIDを非表示/違反報告)
KANA(♀)(プロフ) - 放浪猫さん» すみません、こちらの作品は黒バスの小説の息抜きとなっていますので更新不安定となっております´`;;楽しみにしてくださっているのに申し訳ありません…;; (2014年11月16日 22時) (レス) id: e048d7fd74 (このIDを非表示/違反報告)
放浪猫(プロフ) - ゴメンクダサイ続きまだ…ですか?壁|ω・`)チラッ (2014年11月16日 21時) (レス) id: 11dfedb8fc (このIDを非表示/違反報告)
放浪猫(プロフ) - 頑張って下さい。期待してまーすv(^ω^)v (2014年11月7日 23時) (レス) id: 58e497fb11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:KANA(♀) | 作成日時:2014年8月20日 20時