【ハイキュー】グラドル(仮)は転生トリップしたそうです

12.頭の色形もそれぞれ ページ12

机が見える位置まで行くと黒髪のトサカ頭、プリン頭、モヒカン(？)が見えてきた




間違いなく、私のよく知っているバレー部員の皆様方なんだけど
念のために確認を取っておく





貴「すみませーん、ここってバレー部ですか？」





と聞くと、そこにいた全員が振り返り
やや驚いた様子で、周りをキョロキョロと見回した(山本さんは、女の私に驚いたのか椅子からひっくり返ってる)




気付いてないのかな、と思い
もう一度すみません、と声をかける




すると、黒尾さんがハッとした様子で
私を見ると「バレー部マネージャー希望か？」と聞いた





貴「はい、入部届け書いても貰ってもいいですか？」



黒尾「おう、これだ。」





と言うと黒尾さんの手から
入部届けをもらった





貴「ありがとうございます。ここで書いても大丈夫ですか？」



黒尾「おぉ、大丈夫だぞー。」





そう許可を貰うと、
入部届けに書き込み始めた




のはいいのだけど、視線が痛…い
どう考えてもバレー部の皆様の視線なのだが喜んでいいものなのか




そして、最後のスペースに書き込み終えると「宜しくお願いします。」と挨拶をしながら帰る







つもりだったんだけど







黒尾「……なぁ、もしかして何処かで会ったことない？見覚えあんだけどよ。」





と呼び止められてしまった





でも私は会ったことが無い
会えば少なくとも、いや確実に私の頭では印象的に残っている出来事になっているはずだ




もしかしてモデルやアイドルの仕事の方で
一応顔は見たことあるけど名前は覚えてない、みたいな芸能人のなかではよくあるものなのだろうか




多分それだろうな、と思い黒尾さんに返した





貴「あー…私雑誌とかテレビとか、たまに出てるんでそのことですか？」



黒尾「あ！そうだ、そうだ。たしか水着着てたよなぁ。」



貴「！？うぇ、そっちですか！？」





そんな如何わしいものでは無かったのだが
水着姿を見られるのは、元々知ってる人に見られるのは少し恥ずかしい







あとニヤけてたのはスルーしていいですか

13.そいつの後ろ姿→←11.驚き

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す