非日常 2(後編) ページ5
「なにこのガキ。俺ちゃんとスパイディの時間を邪魔しないでほしいんだけど？」
「お前はスパイディのなんなんだよ。ってかそんな物騒なものもってるってことはヒーローじゃないな、敵か」
眉間に当てられた銃口がぐりぐりと押し付けられる。さすがにそれで脳味噌ぶっ飛ばされたら死 ぬな〜ヤバいな〜。
どうしよ〜と呑気に考えていると、シュッという音と共に眉間に当てられていた堅い物が外れた。視界の端に一瞬写った白い糸。あぁもう…本当に、どこまでもヒーロー！！
「スパイディ！！」
「ちょっと。僕の大事な友達兼弟分に何してんのさ、デッドプール」
眉間に皺をよせ、あからさまに不機嫌ですという表情を浮かべているスパイディ。友達…弟分…！！その言葉に床を転げまわって発狂しそうになったがそれより先にやることがある。
目の前でスパイディの方を見て固まっているえーっと…デッドプール？ってやつの肩と腕を掴んでひっくり返す。デッドプールの腹に乗って、肩と腕を全力で抑える。
「…スパイディ、こいつは何なんですか？仕事仲間…とか？」
「スター、そいつの上に乗るのは危ない…。えっと、そいつはデッドプール。傭兵で、金さえ積まれれば殺 しでも何でもする要注意危険人物。なんか僕が憧れとか言ってたけど、ただのストーカー」
「犯罪者じゃないですか捕まえましょう」
「ちょっとスパイディ！俺ちゃんへの印象酷くない！？俺ちゃんこんなにスパイディの事大好きなのに！！」
下でぎゃんぎゃん喚きながら暴れる犯罪者に「Shut up!!!」と怒鳴る。くそうるさいコイツ。あんなに優しいスパイディが岩塩対応する理由がよくわかる。これは鬱陶しい。
そして俺が怒鳴ったからなのかこいつの喚く対象がスパイディから俺に変わったらしい。ギロリと睨まれた。…全く怖くないけど。
「お前こそスパイディのなんなわけ？スパイディと俺ちゃんの関係を裂こうとしてるの？」
「テメェの勘違いは度を過ぎてんな。俺はスパイディのヒーロー仲間であり、弟分であり…と、友達って認めてもらったヒーロー『モンスターボーイ』だ」
「『モンスターボーイ』？ネーミングセンス絶望的だな」
「うっさいわ！別にいいんだよスパイディにはスターって呼んでもらってるし！！」
コイツ絞めてやろうかと思った矢先、ケツに違和感。見てみると、肩を抑えられてる方の腕で俺のケツを揉んでいた。
「うーん、いい弾力。俺ちゃん結構好み」
絞め落としたのは仕方ないよね！！
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マァｧ - めちゃくちゃ好きだ…更新もうないのかな… (2021年5月7日 15時) (
レス) id: c48c2f524b (このIDを非表示/違反報告)
ニッコリ - 大好きです！！！すごく面白くて、素敵な物語で、続きが楽しみです！ (2021年4月8日 3時) (レス) id: 6e64ed9b4d (このIDを非表示/違反報告)
茄子猫 - なななな…なんこれめっさ好き…続き、続きが欲しいんじゃ〜！ (2020年7月25日 2時) (レス) id: 7d10cbdb72 (このIDを非表示/違反報告)
荒木田@夢主書くよ(プロフ) - 好きです、、スパイダーマンとデッドプールの小説ってあまり多くないし、尚且つ男主なので本当に楽しく読まさせてもらってます。無理をなさらない程度に更新頑張ってください！ (2019年7月24日 17時) (レス) id: 9bcfcfc66f (このIDを非表示/違反報告)
朝霧(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです…！更新は自分のペースで良いので無理せずに…！！応援してます！！！ (2019年6月2日 23時) (レス) id: 9427ebaf7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rio | 作成日時：2019年1月6日 2時
