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Episode6 ページ19

互いに剣を抜き、睨み合う。いざ攻撃を仕掛けようと動き出した矢先、急な邪魔が入る。

「ダメですよ!!」
「っ!?」
「なっ…って、ルリア!?」

間に割って入ったのはルリアで、二人とも思わず剣を下げる。

「何してるんですか!」
「いや…ルリア、これは別に喧嘩じゃないよ。ただ鍛錬を…」
「それぐらいわかってますよ!そういうことを言ってるんじゃないです!Aさん、どうしてお洋服で戦おうとしてるんですか!」
「…あぁ」
「破れちゃいますよ!せっかくマキラさんに頂いたのに!」
「うぅ…そういわれると…そう、だな…」
「だ、だが…妾達はそこまで本気でやるつもりは…」
「ダメです!」

断固として譲らないルリアに、とうとう二人とも無言で剣をしまう。

「仕方ない…か」
「…あ、でもさっきロゼッタさんとイオちゃんがAさんが少しでも動けるようにって装備買ってきてました!」
「え…でも、シェロに頼んだんじゃ…」
「はい。なので、今動く分には問題ない程度だって聞いてます」
「…ハハッ、そこまでお見通しか」

苦笑いしたAに、ルリアも鼻息をフンとはいて自信満々で胸を張る。

「で、その装備に着替えたら動いてもいいと?」
「はい!」
「じゃ、そうさせてもらうよ。ミカエル、待っててくれるか?」
「あぁ、妾は構わぬ」

ルリアの案内で装備を着替えに向かう。ロゼッタが買ってきたのはごくごく普通の装備で、一時的な仮として着るには申し分ないが、気を使わない程度のものだった。

「うん、サイズもよさそうだ」
「よかったわ。イオちゃんが買おうって言ったのよ」
「だって、Aはきっと気にしちゃうでしょ?なら、休むよりも動いちゃったほうがいいもの!」
「…ハハ、その通りだ。ありがとう」

礼を言って甲板に戻ると、ミカエルは空を眺めていた。その顔は険しく、研ぎ澄まされる。

「何か感じたか」
「…いや、何もわからぬ。貴様が探れぬものを妾が探っても無駄だがな」
「まぁ、そうだな…さて、始めようか」

再度互いに剣を抜き、にらみ合う。ただ純粋な剣での勝負をするのは何千年ぶりだった。

「…ッ」

先に攻撃を仕掛けたのはAで、目にもとまらぬ速さでミカエルに猛攻する。しかしミカエルもまた、防ぎつつ反撃の機会をうかがう。

「はぁぁッ!」
「ッ…!」

ミカエルにはじき返され、態勢を整えるために交代する。しかし今度はミカエルがAに攻め込み、両者激しい攻防を繰り広げるのだった。

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ミレン(プロフ) - よせふさん» おおお!ありがとうございます!家に帰ったらすぐ取りかからせて頂きます!もし気に入っていただければまたリクエストください! (2019年4月2日 11時) (レス) id: 62a512f1a1 (このIDを非表示/違反報告)
よせふ(プロフ) - はじめまして、もしよろしければルシフェル様とサンダルフォン、主人公の3人が中庭でほのぼのしているお話が見たいです…!二人と仲良しな主人公が見たいです!ぜひ!!ご検討ください!! (2019年4月2日 1時) (レス) id: f12f54b1ee (このIDを非表示/違反報告)
ミレン(プロフ) - 大真面目にコメントください (2019年4月2日 0時) (レス) id: 62a512f1a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御煉 | 作成日時:2019年3月29日 23時

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