二人の関係２：岩田剛典 (ページ20)

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「いってぇ～。」

ゆっくり起き上がって、いきなり服を脱ぎだす剛典。

え、何脱いでるの？慌てて、起き上がった私。

「ねぇ、赤くなってるところないか見てくれない？」

あぁ、そういうこと。大切な体ですしね。

『今のところ、大丈夫かな。』

それにしても、きれいに鍛え上げられた体してるなぁ。

『ちょっと触っても、いい？』

剛典の返事を待たずに、体に触れる私。

背中に触れてみた。ピクッと反応する剛典の体。

『ごめん、くすぐったかった？』

「んー、大丈夫。」

そのまま前に手を伸ばして、鍛えられた腹筋に触れてみた。

『カチカチ過ぎないのが、いい感じ。』

チラッと剛典の様子を窺う。頬が赤くなっている。

うるっとした瞳が、困った様子で私を見ている。

視界に入った胸筋に触れ、指先で鎖骨をなぞってみる。

体が、ピクッピクッと小刻みに反応している。

時折、漏れてくる剛典の吐息。

きゅっと唇を噛みしめて、我慢している。

どうしよう、もっと触れたくなった。

指先でなぞっていた鎖骨に、顔を近づけて舌を這わせてみた。