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店内奥の個室前、ドアをノックして入る。
岩「失礼しまーす。」
臣「お疲れ、岩ちゃん。」
健「お疲れさん。なぁ、後ろにおる人って。」
目が、キラキラしている健二郎さん。
Aをさり気なく背中に隠したが、駆けつけてきた花梨さんと花帆ちゃんに突き飛ばされてしまった。
岩「いってぇ〜。」
臣「岩ちゃん、どんまい。」
直人「あの子が、Aちゃんなんだ。」
きゃっきゃっ騒いでいる3人に見とれているメンバー。
臣「俺、タイプだわ。」
健「俺もタイプやわ。」
二人の言葉に、反応する俺たち。
直己「健二郎、臣、花梨に手ぇ出すなよ。」
ジロッと睨む直己さん。
直人「花帆は、俺のだからね。」
笑顔だけど目が笑っていない、直人さん。
岩「Aもだめですから。」
臣「付き合ってないなら、俺らにもチャンス有りだろ。な、健ちゃん。」
健「せやで、俺らも彼氏候補や。」
二人が、にんまりと笑ってくる。
まじかよ・・・この間も会社の奴に告白されたって聞いて、すっげぇヒヤヒヤしたのに。
メンバーなら応援してよ。
岩「はぁ〜。」
思わず、ため息。
直人「そろそろ、乾杯しよっか。」
テーブルに用意されたお酒。
姉妹に解放されて、言いつけ通りに俺の隣へやってくるA。
そんなAをじーっと見ている、臣さんたち。
直人「かんぱ〜い。」
波乱な飲み会は、始まったばかり。
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作者名:薫 | 作成日時:2016年11月7日 3時