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動悸 ページ2




ぐっ、と込み上がってきた吐き気をギリギリでせき止める。

きっと誰かとぶつかったな。と、なぜかこんな時に回転する脳みそは揺れるし視界は回る。後ろに傾いた重心を支える為に、かろうじて片足を後ろに引いた。


が、地面だと思った足の着地場所から、バキッとあり得ない音がした。


「え」


なんだ、私いま何踏んだ。

さらに重心は後ろに傾き、高層ビルの隙間からの太陽の光が、目を強く刺激した。


眩しい、倒れる。

瞼をぎゅっと閉じると、腕に痛みと、ものすごい勢いで何かに引っ張り上げられる感覚に、動悸が激しく鳴りはじめる。



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作者名:たおし | 作成日時:2019年10月22日 21時

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