人生最大の出会いを・・・（wrwrd tn 軍パロ) (ページ6)

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5話ページ6

『ねぇ、どこ向かってるの？』

　私はトントンに歩きながらそう聞いた

tn「まってろ、着いたら説明するから。」

トントンは真剣な表情でそう言った

　『うん・・・。』

ーーーーーーーーーーー数分前ーーーーーーーーーーーーーー

　『え？今から･･･？別に良いけど･･･』

tn「じゃあ防空頭巾持って行くぞ。

　責任は全部俺が取るから。」

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　あんなに真剣な表情をしたトントンは初めて見た。

　いつも笑っていたから。

　ずっと重い空気が流れている。

　(どうしよう･･･何か喋れること･･･)

　私がそう思っているとトントンが口を開いた。

tn「こんな風に歩くことが無かったから分からなかったけど、」

tn「Aって、以外と身長低いんだな(笑)」

　『ちょ、うるさい(笑)意外と普通よ？』

　確かにそう言われてみればトントンと私の身長差

　20センチぐらいあるんだなー･･･

　私は平均身長と同じぐらいだからトントンがでかいんだよな・・・。

　こう見ると、トントンって、結構男っぽいんだな･･･。

　って、何に当たり前のこと思ってるんだろ(笑)

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tn「着いたぞ･･･」

　『ここって･･･』

　目の前にあるのは

　多くの人々。それは息、絶えた人達。

tn「来るのは辛いと思うんだけど、最後は見送ったほうが良いかなって。」

　ごめんな、っとトントンが謝る。

　『ううん、大丈夫。ありがと。』

　そう言って私は100人近くいる死_体の中から2人を探した。

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　2人は案外すぐ見つかった。

　こう見ると2人の綺麗な顔立ちがはっきりと分かる。

係の人「そろそろ火葬を始めます。」

tn「A･･･。」

　トントンが心配そうな顔をする。

　『お母さん、お姉ちゃん。今まで、ホントに･･･』

　最後の最後に涙が私の頬を濡らしていった。

　『ありがとう。』

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　目の前で2人がパチパチと音をたてながら消えていく。

　トントンはずっと私のそばにいてくれた。

　さようなら。巴お母さん･･･美代子お姉ちゃん･･･。