人生最大の出会いを・・・（wrwrd tn 軍パロ) (ページ23)

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20話ページ23

tn side(会話文多めの回です)

tn「ん？危険って、何が危険なん？」

　俺は眉にしわを寄せてそう聞く。

gr「今まで、何回か爆発が起きただろ？ここの軍隊のお偉いさんたちは
　俺が爆発を起こしたと思っているんだ。けど、実際には違う。
　あの爆発に俺は何も関係していない。
　俺が潜んでいる間に起きたこともあった。」

tn「じゃあ、あの爆発は誰が起こしてるんや？」

gr「あれは、この軍内部の少人数の
　裏切りによって起こされた反乱だ。軍隊は何も気づいていない。
　全部、俺が起こしたと勘違いしている。
　この人達を“反乱組”と、呼ぶ事にしよう。
　反乱組には爆弾に詳しい人がいてな、爆弾は山のようにあるんだ。
　いつここの施設が崩れてもおかしくないんだ。」

　(あ、そう言う･･･。カオスやなー。)

　そこで俺はふと思った。

tn「･･･。反乱組って、何に反乱してるん？
　戦争？金？飯？」

　グルッペンは辺りの様子を見ながら答えた。

gr「戦争にはそこまで反乱していない。金と飯はしらんな。
　まとめると“上の人間の”に反乱しているらしいゾ。」

tn「はえー」

　反乱組、少しは常識のある人なんかな？

　まあ、どうでもええわ。

gr「で？トントン君、どうするんだ？」

tn「へ？何が？」

　俺はとぼけてそう聞いた。

gr「逃げるかだよ。逃・げ・る・か！」

　グルッペンは声は小さくだが、強く言っている。

gr「俺と逃げるか、ここで過ごすか、どうするんだ？」

　まあ、そこは断っても

　やられてしまう未来しか見えんからな。

　正当に、

tn「逃げるで。けど、Aって言う女の子も連れてってええか？」

　Aとグルッペンと一緒に逃げたいよな。
　

　