24.不仲組 ページ24
いくつか下に降り、階段の踊り場の所に【食堂】の文字。
ここならシェフくらいはいるので場所を聞ける。
カフェのようなお洒落な作りの門構を抜けると。
シュンッ！
ナイフが飛んできて反射的に避ける。
おお、怖。
というか今よく避けられたな。
shp「ん〜、あ、ごめんなぁA」
『…どちら様？』
shp「えっ」
奥からのそりと出てきた高身長で紫の人。
…あ、あの関わったらダメっていうメモ…
スススッと後ずさる。
shp「なんやその態度…、部屋案内とかしたやん」
『そうでしたっけ』
そもそも昨日どうやって部屋に行ったのだろうか…
少し不機嫌そうになった彼を尻目に考え込む。
あれ、待て、昨日の数学までは覚えているけれど…
また殴られた場所が痛み、手を当てて耐えていると。
ズドンッ！
今度は後ろの椅子にナイフが突き刺さった。
shp「今日みんな起きてなくて暇なんや、ちょっと付き合ってな」
は？
『戦闘経験が無いのですg
shp「がんば」
……』
しかもなぜ食堂で！？
取り敢えず緩めに飛んでくるナイフを避けつつ、食堂を出た。
怒らせてしまったのかもしれないが、僕に非はない。
えっと、今上から来たから…
メイド長さんに助けを求めよう。
メモによると、めんどくさい人らしいので早々諦めなさそう。
本気で飛んできた大きめのフォークが、僕の足先数センチ前に刺さる。
あぶな…
僕は足だけは速い。
後ろからブーツの足音。
shp「なぁなぁなんで逃げるん！ちょっと遊ぼうや！」
絶対嘘。本心は怒ってる。
僕にも感情がないわけじゃない。
それくらい表情で分かる。
顔の前に飛んできたナイフを見よう見まねで叩き落とした。
…え？
叩き落とした？
呆然と自分の左手を見る。
アイツを少し思い出し、ふらりと一歩下がった、
しかし、耳元を掠るナイフの音で現実に戻る。
…やばい、あの人狂人だ。
そういえば誘拐犯だ。
昨日何をされたかもわからないが、シャオロンさんが言っていたのでわかる。
ショッピさん、もといクソ猫。
焦りながらもう一つ上へ駆け上がろうとする寸前。
tn「…何やっとんじゃショッピィイ！」
そして更に数分後。
shp「…ハイ、さーせんした、反省してます…、不機嫌だったんです」
tn「戦闘経験ないのに危険な目に遭わせやがって」
竹刀を持った赤い人に粛清されたらしい。
tn「不仲組やなぁ」
まとめないで。
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鹿野ユズナ(プロフ) - まじっすか………まじっすか………むいちろ………(重症)更新……頑張ってください……原作追いついたら鬼滅の方も読ませていただきます…… (2019年10月27日 23時) (
レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - 鹿野ユズナさん» あっ…、すみません…(震え声) 無一郎君は死ぬか鬼化するか意見分かれてます…、まぁ真っ二つになって腕切り離されたので多分…(あれ言ってて悲しくなってきたぞ) (2019年10月27日 22時) (レス) id: 9fbd88c114 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - ( 'ω')さん» わぁーあざますですーっ！作品！？作品が好きですか！？嬉しいです…頑張ります (2019年10月27日 22時) (レス) id: 9fbd88c114 (このIDを非表示/違反報告)
鹿野ユズナ(プロフ) - 鬼滅触れないように別界隈にいたのに唐突にネタバレされて死にました無一郎くん死んじゃうんですか？ (2019年10月27日 20時) (レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
( 'ω') - 鬼滅の刃楽しみにしてますw 凛音さんの作品大好きです... (2019年10月27日 15時) (レス) id: 6eb96342e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛音 | 作成日時：2019年8月28日 15時
