真実の愛。【ONEPIECE】 (ページ4)

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心配ページ4

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ルフィは次の日からわたしとエースについてくるようになった。もちろん、毎日のようにここを駆け回っているわたしたちにはついてこれるわけがなくて。

それでも、その次の日もそのまた次の日も、毎日ついてくるルフィにわたしは困惑していた。

『エース、そろそろルフィが可哀想だよ……。』

エース「あんなやつ、どうでもいい。」

谷底に落としたり、コルボ山の主に襲われそうになったり、ルフィは散々な目に遭っていた。だからエースにそう言ったけれど、どうも彼は何回追い払ったって懲りずに追いかけてくるルフィが気に食わないようだ。

コルボ山はわたしたちよりも何倍も体が大きい獣だっているし、グレイターミナルからやってきた海賊だっている。だからルフィが心配だった。

サボ「A、どうしたんだ？浮かない顔して。」

『ルフィのことが心配で………』

サボ「ルフィ？」

エース「最近おれたちの住んでる山賊一家に来たガキだ。毎日毎日付きまとってきやがる。」

『コルボ山は奥に行くほど危ない。あの子、慣れてきたのか最近じゃわたしたちについてこれるようになって、心配なんだよね。』

エース「はァ……だからお前はお人好しすぎんだよ。」

『だって、本当に死んじゃうかもしれないよ！？こんな危ない山だし、グレイターミナルへ行けば海賊だっているんだから。』

なんて話していた時だった。
ルフィの声が聞こえた。

ルフィ「Aーー！！エースー！！！」

『えっ』

エース「あいつ……！！ついにここまでついてきやがった！！！」

ルフィはこの辺で有名な海賊、ブルージャムに捕まっていた。この間、わたしたちは彼から財宝を奪った。だからエースは狙われているのだ。

………この状況、まずいな。

ブルージャム「おれたちはエースっつーガキを探してんだよ。」

悪い顔をしたあいつはそう言って話し出した。

エースが奪った財宝の在処をルフィに聞くと、ルフィは明らかに嘘をついていると分かる顔で知らないと言うのだ。嘘つけないんだな………。

嘘をついていると分かったブルージャムは、なら思い出させてやるとルフィを連れて行ってしまったのだ。

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