真実の愛。【ONEPIECE】 (ページ3)

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ガープの孫ページ3

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今日、ガープの孫だと言う男の子がやってきた。
5つ年下の彼はルフィと言うらしい。なんだか弟ができた気分で嬉しくなった。

『わたしはAって言うの。君よりお姉さんだから、何か分からないことがあったらいつでも聞いて。よろしくね。』

ルフィ「あァ、よろしく！！」

エース「オイA、行くぞ。」

『あ、うん。またあとでねルフィ。』

エースはあまり人に心を開かない。それもそうだ。

街中で海賊王に子どもがいたらどうする？と尋ねたところ、みんな口を揃えてそりゃ最悪だとか、生きててごめんなさいと言わせたいだとか、散々な言い方をされてきたんだから。

ルフィとは自己紹介をしただけだけど、あの子はきっといい子だ。あの純粋無垢な笑顔に裏はないと思う。なんて言えば、またエースにお前は人を信じすぎだって怒られそうだから言わないけど。

エース「あんなガキと関わらなくていい。」

『それは可哀想だよ。いきなり村から連れ出されてワケわかんないとこに来たんだから優しくしてあげなきゃ。』

エース「ダメだ。お前はすぐに人を信じすぎるからな。」

『えぇ〜、そんなことないよ。』

エース「お人好しすぎるんだよお前は！！いいか、関わるなとは言わねェ。だが、極力関わりは控えろ。どんな奴か分かんねェんだから。」

エースの言いたいことは分かる。

冥王レイリーの一人娘であるわたしの身に何か起きてしまうことを心配してくれているのだろう。だけどあの子はまだ7歳の男の子だ。もしものことだって、きっと起きない。

まぁ、とりあえずエースの言い分は聞いておこう。エースは怒らせるとちょっと怖いから。

『ただいま。』

帰ってきたと一声掛けると、山賊たちが肉を狙ってヨダレを垂らす。わたしの採った分もエースが運んでくれているので、それはそっちに任せることにした。

ルフィ「A！おかえり！！」

『ふふ、ただいま。』

ルフィ「どこまで行ってたんだ？」

『それは秘密。』

ルフィ「えー！教えてくれたっていいじゃんかー！」

わたしよりも頭一個分くらい身長が小さいルフィが抱きついてくるのはとても可愛くて、愛でたくなる。

頭を撫でてあげれば嬉しそうにするからこちらまでつられて笑みがこぼれた。

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