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貴方side
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A「んー♪」
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私は約束をして教室に戻った。
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結花「何か嬉しそうだね〜♪」
A「えー?そんな事ないよ♪」
結花「いや、明らかに語尾に音符マーク見えてるから!」
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私だって解らない。
けどアレから鼻歌歌ったり、本当に自分じゃないみたいだった。
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A「んー、結花になら話してもいいかな?」
結花「んー、教えて!」
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―…
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結花「…アンタそれ…」
A「私、やっぱり可笑しいのかな…」
結花「可笑しいっていうか…何て言うか…」
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全てを話すと結花が呆れたような顔をした。
そして言いづらそうにするから「早く言って」と急かしてみた。
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でも、どうでもいい答えだなって思った。
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結花「それ、恋じゃないの?」
A「え?」
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恋?そんな訳ない。
私は内心でも即答だった。
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A「そんな訳ないじゃない。私、恋なんて興味ないよ?」
結花「うーん…でも、絶対そうだと思うのになぁ…」
A「ないって、多分…暑かったから体温が上がったんだよきっと。」
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そうとしか考えられなかった。
まあ、暑かったかどうかは微妙な所だったけど…
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恋なんて有り得ない。
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だって、私…恋なんて今までしたことないし、しようと思った事もない。
それに…それに、もし私が柚樹くんの事を好きだったとしても。
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それは叶う事はない。
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だって、柚樹くんは恋愛しない主義だから。
私だってそんな叶わない恋はするつもりない。
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A「とにかく、恋愛なんてありえないからね。」
結花「もー解ったって、Aの恋愛への興味の無さが伝わったよ。」
A「ならいいの、席つこ。」
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そう言って私は自分の席へ戻った。
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A「恋―…か。」
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私、いつする気になるんだろうね。恋。
それともこのまましないで人生終わるのか。
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それは流石に嫌だな。
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だけど、今思うことは確実。
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A「恋愛はまだいい―…」
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だって、
変な恋して辛い想いはしたくないから。
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∞eighterヤス0911∞ - とてもキュンとしました♪これからもがんばってください (2015年11月20日 2時) (レス) id: 0691079db0 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - すごいです!書き方も、参考になりました!ありがとうございます!! (2015年8月2日 18時) (レス) id: 69b8d3345a (このIDを非表示/違反報告)
ユラナス(プロフ) - 初めて読ませて頂きました!文の表現の仕方がすごいです!私も小説書いてるんですっごく参考になりました(*^^*)ありがとうございます!これからも頑張ってください! (2015年7月7日 21時) (レス) id: fadd2adfc6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 更新頑張ってくださいね! 応援しています(*^_^*) (2014年8月14日 7時) (レス) id: 02f5d1e405 (このIDを非表示/違反報告)
碧侑 - キュンキュンで最高ですっ! 番外編が楽しみですっ♪ (2014年8月7日 18時) (レス) id: 3502d5912c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*琳檎* | 作成日時:2012年9月23日 18時