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「失礼しました」
いくら占いが
どうでもいいと言った俺でも
今日の結果を見たら
いいことがあるに違いない
なんて、少しは期待してしまっていた
「...なんもねーじゃん」
何も無いことに
また、イラつきさえ覚えている俺
変なの、そんなこと考えながら
その日日直だった俺は日誌を
職員室に届けた帰り
ぼーっとしながら廊下を歩いていた
窓が開いてる
こんな風が強い日に
誰が開けたのか
風がどんどん入ってきている
『うわっ...あ、ま、まって...!!』
案の定
誰かが目の前で紙を
吹き飛ばし
その1枚が足元に飛んできた
「...花」
拾い上げると
それはとても綺麗な
色とりどりの花の絵だった
『すみません...!!』
その子が俺の元に走ってきたのにも
気づかないくらい
俺はその絵に見とれてしまっていた
『あ、あのー...』
「...あっ...すみません」
正気に戻り
その子にその絵を返そうと
顔を上げると
俺の頭は動きを止めてしまった
『うっ...あの...え...?』
俺が差し出しておいて離さない絵を
必死に引っ張ろうとするその子
今度はその姿に見とれてしまっていた
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キキ//8Z(プロフ) - かとれあさん» うわあありがとうございます!!!(号泣)ちょっと更新速度遅くなるかもしれないですができるだけ頑張ります…!!!!!!! (2018年3月29日 16時) (レス) id: 7d68626159 (このIDを非表示/違反報告)
かとれあ(プロフ) - 夜遅くにすみません!この作品とっても大好きです!!次の更新楽しみにしてます(*^^*) (2018年3月29日 2時) (レス) id: 3fa9c6cc95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キキ//8Z | 作成日時:2017年4月13日 21時