・ ページ26
不破「えぇ……ちょっとぉ〜〜………」
不破くんの困った声を聞き流す
薄く涙の膜が張った瞳で期待をするようにこちらを見上げるニアに
まて、
と小さく呟きながら細い体を抱きしめる
不破くんのパソコンを勝手に弄り、マイクをミュートにする
これ以上ニアの可愛い声なんて、
皆に聞かせられないからね
『っふ、んんッ…！かにゃ、ぁ、ん……』
叶「ん……、ぁ、こぉら、逃げないの
ほら、口開けて」
『んぅ…！ぁ、まっ…ん、く……は、ぁ…んんッ！』
不破「えぇ〜〜〜…………ここ俺の家……」
震えていたニアの手から力が抜けたところで唇を離す
ふつりと途切れる銀の糸を名残り惜しそうに見るニアに
ちゅ、と軽いキスを落とし頭を撫でると
目を細めながらすり寄ってくる
その仕草に愛しさで胸がきゅぅ…と締め付けられた
こんな事をするのも
あんな顔を見せるのも
僕らだけ
叶「ニア、葛葉も心配してたしそろそろ帰るよ？」
『くずは……？』
叶「そう葛葉〜。時間も時間だし寝たいでしょ？
葛葉ん家行ってお風呂入って皆で寝よ？」
『ん………つづき…』
叶「葛葉の家行ったらね」
抱きついたまま首筋にすり寄ってくるニアを抱きしめ直し不破くんの方を振り返る
どこか残念そうに、眉を顰めて苦笑する彼に
少し申し訳なく思いながらもニアを離すことはしなかった
叶「じゃあニア回収してくね」
不破「はーい。次からはうちをラブホにせんでもろて」
叶「ごめんって。またゲームしようね」
不破「もちのろんす。またね〜」
叶「うん、またね。……あ、アーカイブ絶対残さないでね」
不破「それも百も承知っす」
足取りの覚束ないニアを介抱しながら夜道を歩く
不意にスマホから着信音がなった
画面を見ると葛葉の文字が
叶「はーい、」
葛葉「叶ぇぇぇ！！ニアは！？！？」
叶「うるっさ！回収したよ」
葛葉「マジ？ぷわの配信再開されたらニア帰ったって言うからさぁ」
叶「なるほどね？今からニア連れて葛葉の家行くから」
葛葉「あぁ、いつもの？」
叶「そ。どうする？まゆくんも呼ぶ？」
葛葉「あー……呼んでもいいけど
彼奴にも連絡したけど気が気じゃなかったらしいから」
叶「だろうねｗ
呼ぶ？僕は呼んでもいいけど」
葛葉「どーすっかなぁ……」
叶「葛葉の好きにしな？どうせまゆくん呼んだらニアまゆくんにべったりだから」
葛葉「…………呼ぶかぁ…」
叶「おっけー」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2155人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「2j3j」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ケト。(プロフ) - ゆうさん» まだハマって日が浅いのでそのへんのシステムガチで知りませんでした……修正しておきます！ご指摘ありがとうございます！ (2021年10月18日 15時) (
レス) id: baea96b82c (このIDを非表示/違反報告)
ケト。(プロフ) - たい焼きさん» 普通に公開してますよ！個人設定のr18検索表示がオフになっている可能性があるので確かめてみてください！めんどくさければ私のボードに番外編のURL 貼ってありますよ！ (2021年10月18日 15時) (レス) id: baea96b82c (このIDを非表示/違反報告)
ケト。(プロフ) - 水飴さん» フッツーにミスですねぇ…………字が似てるので全然気づかなかったです……誤字が分かり次第修正しますね！検索避けしといたほうが良い気もしますけど…… (2021年10月18日 15時) (レス) @page35 id: baea96b82c (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 1日に投げれるスパチャの限度額は5万円までなので40万も投げれませんよ (2021年10月17日 15時) (レス) @page19 id: ad9804768a (このIDを非表示/違反報告)
たい焼き(プロフ) - めっちゃくちゃおもしろかったです！！それと、番外編が見つからないんですけど、もう削除してしましたしたか？質問失礼致します。( ᴗˬᴗ) (2021年10月16日 18時) (レス) @page27 id: 50524fc707 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ケト。
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年4月27日 22時
