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俺ウザかったかな？って焦ったよ。
だって『は？』なんて言うんだから、こえーよ。
でもあいつ俺との会話でまともに喋ったの『あっ』『は？』だけはさすがに酷くねぇか。
せっかく話しかけんの苦手な俺が初めて勇気出したってのに、あーもうイライラすんなぁ。
顔がめちゃくちゃばちこり死ぬほど可愛くてどタイプなのが余計腹立つんだよな。
そんなことを悶々と考えていると、いつの間にか今日の授業も終わりを迎えていた。
明日の終業式が終われば、一ヶ月湊川さんとも会わないわけで……
「なぁ、湊川さんと同じ中学って言ってたよな」
考えた策は、とりあえず彼女の情報を収集すること。
自分から女子に話しかけるという滅多にしない行動も、湊川さんのこととなると進んで実行できた。
「え、キヨくん……！えーっと、Aちゃん？がどうしたの？」
「その……湊川さん、中学の時どんな感じだった？」
「中学の時も、友達はあんまりいなかったかな。入学したての頃はみんな話しかけてたんだけど、性格がアレだったから」
「性格わりぃの？」
「悪いっていうかまぁ、冷たいしプライド高すぎて……」
腫れ物扱いされてたのか、湊川さん。
やっぱあの可愛さで友達いないのには理由があんだな。
「あ、あと……」
「ん？」
「お嬢様なんだよね、あの子」
「金持ちってこと？」
「うん、お父さんが結構有名なパティシエらしくて」
「え、やば、まじかすげぇ」
あのルックスで金持ちお嬢様とか、うーわそれだ、しっくりきた。なんだこのワクワク感。
お嬢様だったらそりゃプライド高い子に育っても納得だわ。
「あー、でもあれだよ？ほんと性格変だから、キヨくんには合わないと思うよ！」
「そーか？俺変なやつ好きだよ」
「いやでも……、お父さんがすごいだけで本人はすごくないし……。なのに立場使って威張ってる、って噂聞くよ。顔可愛いのも、きっと何かイジってると思うしー………」
どんどんヒートアップしていく女を前に「憶測は聞いてねーんだわ」とだけ告げて、教室を出た。
今の話を聞いて湊川さんの境遇は大体掴めた気がする。
あの可愛さな上にお嬢様だから、女子特有の妬みやらなんやらに巻き込まれて、あんな風に勝手な噂広められたんだろうな。
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ゃゅ(プロフ) - いちご丸さん» ありがとうございますめっちゃ嬉しいです！頑張ります！(^-^) (9月15日 1時) (
レス) id: fbf309b419 (このIDを非表示/違反報告)
いちご丸 - めっちゃ好きです！頑張ってください (9月14日 21時) (レス) @page1 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゃゅ | 作成日時：2023年8月30日 0時
