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Aside
「先ほど言った通り、俺はゼロの協力者
と言っても、他の協力者のように番号は与えられていないし、指示があれば実際に現場にも出ます」
黙って口を紡いだまま見つめてくる彼らの瞳は、眩しいほど美しかった
良かった
その瞳が、血を覚えること無く戻ってきてくれて
「日本に来たとき、死にかけてまして…
それを拾ってくださったのが、師匠の喜多川と、その親友で現警視総監の志村でした」
過去は話さず、ひとまず公に知られている事だけを語る
どうせ、大野さん達は聞いてくるだろうから
「戸籍の無い俺を、二人は保護してくださった
そして、選択肢をくれた
警官として生きるか
バーテンダーとして生きるか」
保護するだけじゃなく、自分達が守れる場所で、存在意義を俺に与えようとしてくれた彼等には、どれだけ尽くしても足りない程の恩がある
「とても警官としては生きられないので、バーテンダーとして生きる道を選びましたが、志村さんへの恩義で、ゼロに協力をしています」
そこまで一気に話すと、喉がカラカラだという事に気付いた
……思っているより、緊張してるみたい
ミネラルウォーターを喉に通していると、躊躇いがちな櫻井さんの声が届いた
「戸籍が無いって……
それに、死にかける程の状況って何…？
しかも、吉本組への狙撃が本当に相葉くんがやった事なら……」
「ええ、吉本組は狙撃が出来ないような立地に建っています
ですから、俺がやったんです」
何かを察したような彼らの顔
ーー今さら、失うものなど何もない
「"Reaper"ーー死神
無線上での俺の名前です」
そして、その名を持つもう一つの存在
「過去に、アメリカを中心に活動する殺し屋がいました
その圧倒的な技術と力に、いつしか彼は"死神"と呼ばれるようになった」
目蓋を閉じれば浮かび上がる過去の光景
どれも、目の前には動かぬ"人間だったもの"があった
血に染まる視界、服、手
「数年前まで国際指名手配されていた伝説の殺し屋、"死神"
それが俺です」
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crow - Finalの相葉ちゃんに大興奮！！ 色々な名言が生まれたイイお話でした。 (11月21日 0時) (
レス) @page17 id: 437ea3d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
crow - Finalの相葉ちゃんに大興奮 (2023年4月24日 0時) (レス) @page18 id: 437ea3d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
エリン(プロフ) - ちぇろさん» ちぇろ様、コメントありがとうございます！一気に読んでいただいたと言う事で、感激です…！番外編の方もどうぞ宜しくお願い致します。 (2021年3月6日 22時) (レス) id: befc5e26fa (このIDを非表示/違反報告)
エリン(プロフ) - 櫻宮さん» 櫻宮様、ここまでお付き合い下さりありがとうございました！櫻宮様のコメントに何度励まされた事か…！ありがとうございました！ (2021年3月6日 22時) (レス) id: befc5e26fa (このIDを非表示/違反報告)
ちぇろ(プロフ) - おすすめに出てきたことをきっかけに読ませていただきました。ここまで一気に読み切り、楽しませていただきました。ありがとうございます。大好きです！番外編も楽しみに読ませていただきます。 (2021年3月3日 17時) (レス) id: 84d56b057b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリン | 作成日時：2020年9月19日 11時
