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第9話 おぉ神よ ページ14

龍尾「おい騒ぐんじゃないぞ、落とすかもしれんからな」

カラ「ひぇぇ…!!や、やです、落とさないでください…!!」


神様助けてください
僕は悪いことは何もしてないんです、多分善行はしてきたはずです

なので…
この目も眩むような高さの場所から下ろして家に帰らせてくださいお願いします本当に
なんでこの人たち窓の淵に立ってるのに余裕なんですか


龍尾「おい抹茶そこ大丈夫か?」

抹茶「えぇ、大丈夫よ誰も居ないわ」


下を見ながら会話をしているお2人
龍尾さんの腕の中でどうにか下を見ないように私は空を見ている
…さっきからタナがものすごい静かだな…
自分の襟元にいる友人に声をかける


カラ「…タナ、大丈夫?って…気絶してる!?」

龍尾「おい、うるさいぞ」

抹茶「龍尾、そろそろ行くわよ」


肝心な時に気絶してる…私だって気絶できるならしたい…って今、"行く"って…


龍尾「わかった、というわけだ捕まってろよ」

カラ「ま、待ってください、心の準備がっー」


窓の淵から目の前の木に向かって
飛び込んでいった風景は生涯忘れることはないでしょう


ーーーー…ポッキー視点

ポッキー「…ふー…」


流石にまだ、10代の女の子にキツく言いすぎたな
まぁ…俺だって仕事なんだ悪く思わないでくれよ

頭の中でそんな事を考えていると
見覚えのある二人組がやってきた

男騎士2「警護ご苦労様です、副兵士長」

俺の前で律儀に敬礼をしている
白く緩く結った髪に青い目の細身の青年と


男騎士1「ご苦労様でーす」

ゆるい挨拶をし
茶色の短い髪に黒い瞳のしっかりした体の青年だ
2人とも俺の部下だ
あの城下町のお嬢ちゃんを連れてきたのはこの2人でもある

ポッキー「よぉ、お疲れさんミルクにチョコ」

ミルク「はいお疲れ様ですって副兵士長!!」

チョコ「ちょ、やめろよその名前で呼ぶの!!」


副兵士長なんて大層な肩書き付いてる俺の部下…
と言ってもこの2人は俺の同期だ
まぁ…なんで俺だけこの肩書きつきかは置いておこう


ポッキー「んで、お嬢ちゃんの様子見に来たのか?」

ミルク「…はぁ…あぁ、そうだ」

チョコ「流石に姫さんに似てるからって連れてきちまったから…せめてと思ってほら」


男の持っていた籠には果物や菓子が大量に入っていた
これを持ってきたということはこの中に入れて欲しいという事だろう

少し笑い城下町のお嬢ちゃんの為に様子を見に来た2人のために部屋の戸を開ける

数秒も絶たずに叫び声が響き渡るはめになった

第10話 忘れてた2人→←第8話 脱走



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作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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龍尾(プロフ) - めっちゃ楽しいから続きが気になる (2018年10月28日 21時) (レス) id: ea4ac1e525 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たけぴよ。 x他1人 | 作成日時:2017年4月7日 21時

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