Episode 08 ページ8
・
「どう?」
ぐちゅぐちゅと音をたてながら解している。
『気持ち悪ぃ、異物感』
それだけ言うと、「そっか」といいながらマイキーは体勢を変えた。
『は、ん…っ』
俺の前へと座り、再び指を突っ込んだ。
「前触っていい?」
優しく聞いてくるマイキー。
今からコイツに抱かれんのかと思うと、やっぱり少し屈辱的な気持ちになる。プラス、やっぱり友達と思われてなかったんだなと複雑な気持ちだ。
柄でもないことを考えてしまう。
『触んなくていい、もう入れろよ』
もう気持ちよくなくていい。
ただただ早く終わらせて欲しい。
「やだ。優しくしてぇの。あと気持ちよくなって欲しい」
『ウゼェんだよ、そーいうの』
― mikey side ―
布団をバンと叩いた。
少し息を切らしながらずっと下を向いている。
「は?ウゼェってなに?意味わかんねぇんだけど」
今は怒る時じゃないってことは分かるしいつも言われてるけど、今言う言葉じゃねぇだろ。
「なぁ、聞いてんの?」
いつまでも下を向いているAの肩を掴む。
「だか、ら…って、A?」
Aの目からは涙が流れていた。
「なんで?痛かった?」
流れる涙に戸惑う。
ゴシゴシと乱暴に拭いた目元は赤くなっていた。
『友達と思ってねぇなら優しくしなくてもいいだろーが!!』
突然の大声にビクリと一瞬震えた。
「…ん?」
『ウゼェ、早くしろよ』
「A」
流れている涙を舐める。
『は!?』
目を見開いて少し下がった。
かわいい。
ゆっくり近づいて、2本の指を入れる。
『っ、ぁ…ッ』
『あっ、!』
小さく震えていた体は、一瞬ビクリと大きく震えた。
『な、これ…』
「Aの気持ちぃとこ。ここね」
Aの泣いて感じている表情にゾクゾクとする。
・
『っあ、ぃ…んん』
明らかに反応が良くなった。
「ね、入れていい?」
指を抜いて聞くと、コクコクと頷いてくれた。
『っあ"ぁ、ん…』
ゆっくりとAの中に入れる。
あったか、気持ちいい。
「っ…A、痛くねぇ?動いていい?」
さっきと同じように、コクコクとかわいくうなづいた。
2124人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Ren(プロフ) - すごい好きです! (9月24日 14時) (レス) id: 22eb9a9e70 (このIDを非表示/違反報告)
にぃと。(プロフ) - すごい好みすぎます💓💞 (2022年2月16日 0時) (レス) @page13 id: 42c5d13224 (このIDを非表示/違反報告)
ねんねこ - 三ツ谷もか!楽しみすぎる・・・ (2021年11月12日 0時) (レス) @page11 id: 90373cb5b9 (このIDを非表示/違反報告)
匣鉢譌(プロフ) - 凄く好きなお話で更新楽しみにしてます!! (2021年11月11日 21時) (レス) @page11 id: 61c4da0765 (このIDを非表示/違反報告)
露 - サイコーです(^p^) (2021年10月31日 1時) (レス) @page9 id: 9b8cde3c95 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:傘と雨 | 作成日時:2021年10月17日 20時