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雄英に勤務するプロヒーロー達。
引き時だと死柄木弔は判断した。
一瞬、死柄木弔はAの方を惜しげに見やる。
Aは何もしてないはずなのに、ボーッと何も無い空間をみつめていた。
…個性でオールマイトの援護をしていたのか。
オールマイトの言った言葉から考えるとそれが妥当だろう。
惜しかった。
今回はどうあがいても時間が無い。
スケープゴートを手に入れるのはまた次だ。
「あーた来ちゃったな…ゲームオーバーだ。
帰って出直すか黒霧…」
BLAM!
スナイプの銃弾が死柄木弔を襲う。
それらは正確に死柄木弔の腕と足を撃ち抜いた。
「ぐっ！！」
「この距離で捕獲可能な“
スナイプによる銃弾の雨から逃れるように死柄木弔は黒霧の中へ入る。
しかし黒霧は何者かによって引っ張られる。
「これは…」
「僕だ…！！」
そこにはボロボロになりながらも黒霧を吸い続ける13号がいた。
黒霧は引っ張られながらもワープとしての役割を果たした。
「今回は失敗だったけど………今度は殺すぞ。
平和の象徴 オールマイト」
それだけを残して、敵は去っていった。
これでこの敵襲撃事件は幕を閉じた。
「………ん〜〜…？
エクトプラズムはん…？？
……えぇ？…なんでおるん？？」
いつも以上にゆっくりとした声でAはエクトプラズムに声をかけた。
気がついたら目の前が黒くなっていた、その認識をするまでたっぷり30秒は必要とした。
「救援ニ来タ」
「ん……。
偉いなぁ……褒めてあげるわ、ええ子ええ子…」
「足ヲ折ラレタノカ」
「せやねん……。あぁ…俺、疲れたわ…」
もしAが足をおられてなければこんな泣き言は言わなかっただろう。
珍しいとエクトプラズムは思った。
「リカバリーガールノ所ヘ急グゾ」
「んぅ…。なぁなぁ…運んでや〜…。
俺もう動けへん…」
んー、とAは両腕をエクトプラズムの方へ伸ばした。
……担げ、という意思なのだろう。
「お姫様抱っこがええ」
「……マァ良イダロウ」
「ほんまぁ？ふふっ、俺、嬉しいわぁ」
ふにゃりと幼女のような笑顔をほころばせるA。
エクトプラズムはお望み通り、Aを横抱きにして運ぶことにした。
………他のプロヒーロー達からはクレームが来ることは知っていたことだった。
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鯱の助(プロフ) - 京美人に釣られて一気読みしてコロリと落ちました…べらぼうに好きです。だいぶ前の更新で止まっているので旬が過ぎてしまったのかもしれないと思いつつ、読みたいという一心で更新が来るよう祈っています…失礼しました。 (2021年10月25日 3時) (
レス) id: 6ff457e429 (このIDを非表示/違反報告)
セイラ(プロフ) - 主人公が好みすぎて最高です(笑 大変だとは思いますがこれからも頑張ってください！応援しています！！ (2020年4月26日 5時) (レス) id: 5ca5505410 (このIDを非表示/違反報告)
はす(プロフ) - 続きが気になり過ぎて……更新頑張って下さい！！！ (2020年3月30日 0時) (レス) id: ea36bea7ab (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - これをみて下さっていることを祈っています。本当に面白くて、何度も読んでいます。ご事情も色々とあると思いますが、いつか更新を再開してくださると嬉しいです。 (2020年2月11日 11時) (レス) id: 595b98bf42 (このIDを非表示/違反報告)
アイウ - 更新待ってます！無理をしない程度に！できれば早く！(言動の不一致) (2019年9月23日 7時) (レス) id: 5fd2a8746a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひねのみ | 作成日時：2018年11月26日 15時
