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オールマイトが脳無をUSJの外へぶっ飛ばした。
その光景を見て死柄木弔は憎々しげに吐き捨てた。
「衰えた？嘘だろ…完全に気圧されたよ。
よくも俺の脳無を…チートがぁ…！
全っ然弱ってないじゃないか！！
あいつ…俺に嘘教えたのか！？」
「……。
どうした？来ないのかな！？クリアとかなんとか言ってたが…出来るものならしてみろよ！！」
オールマイトの怒鳴りに怯む死柄木弔。
しかし、オールマイトにはもう戦える力など無かった。
フルで力を使いすぎたのだ。
「さぁどうした！？」
迷え。
あとすこしでも時間を稼げたら。
賭けに出るオールマイト。
その賭けは幸をなしたのか、死柄木弔はブツブツと文句を言っていた。
Aという心強い援助があれば少しはマシだったのだろうが、そろそろ彼の脳が限界を訴えてるだろう。
本当に彼がいてくれて良かったと安心する。
彼の個性の恩恵が、はたまた自分の身体がまだ使えたのか。
どちらにせよ、彼がいなくてはこの結果は無かった。
オールマイトにはもう後ろにいるAを確認する力もない。
「……。
死柄木と私で連携すればまだ殺れるチャンスは充分にあるかと…」
「……うん…。うんうん…。
そうだな…そうだよ…そうだ…。やるっきゃないぜ…目の前にラスボスがいるんだもの…。
何より…脳無の仇だ」
来るんかい！！！
オールマイトは心の中で絶叫した。
オールマイトの目の前で黒いモヤが展開される。
ったくホーリシットだ！！早く…！！！皆…！！
何かが早く到着することを願うしかできないオールマイト。
そこに飛び出していく影がいた。
「な…緑谷！？」
出久だった。
個性の反動で両足は折れてしまったが、確実に緑谷は黒霧の所まで届いた。
「オールマイトから離れろ！！」
隠している体の部分を狙おうとする緑谷。
死柄木弔が黒霧の体に手を突っ込み、緑谷の頭を目がけて手を伸ばす。
「二度目はありませんよ！！」
あともう少しで手が触れる、といった時だった。
ズドンッ！！！
死柄木弔の伸ばした手に銃弾が的中した。
「来たか！！」
緑谷は一瞬Aかと疑う。
しかしAは個性を使いすぎたのか、意識朦朧とした状態だった。
「ごめんよ皆。遅くなったね」
入口には、救援を呼びに行った飯田とプロヒーローが大勢駆けつけていた。
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鯱の助(プロフ) - 京美人に釣られて一気読みしてコロリと落ちました…べらぼうに好きです。だいぶ前の更新で止まっているので旬が過ぎてしまったのかもしれないと思いつつ、読みたいという一心で更新が来るよう祈っています…失礼しました。 (2021年10月25日 3時) (
レス) id: 6ff457e429 (このIDを非表示/違反報告)
セイラ(プロフ) - 主人公が好みすぎて最高です(笑 大変だとは思いますがこれからも頑張ってください！応援しています！！ (2020年4月26日 5時) (レス) id: 5ca5505410 (このIDを非表示/違反報告)
はす(プロフ) - 続きが気になり過ぎて……更新頑張って下さい！！！ (2020年3月30日 0時) (レス) id: ea36bea7ab (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - これをみて下さっていることを祈っています。本当に面白くて、何度も読んでいます。ご事情も色々とあると思いますが、いつか更新を再開してくださると嬉しいです。 (2020年2月11日 11時) (レス) id: 595b98bf42 (このIDを非表示/違反報告)
アイウ - 更新待ってます！無理をしない程度に！できれば早く！(言動の不一致) (2019年9月23日 7時) (レス) id: 5fd2a8746a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひねのみ | 作成日時：2018年11月26日 15時
