【 歌い手 】ガチ恋こたぬきの義兄は 、あほの方でした 。

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『 …… ってことがさっきあって 。私もしかして本気でうらたさんに好かれてんじゃね 、？？ 、とかそういうんじゃなくてね 。どうしたらいいんだろ 、っていうこと 。』



ゆずちゃんに昨日通話で話していない 、今朝の出来事をかる - く伝えた 。



「 ん - 、まず言えるのは 、うらたさんはキス魔ではないと思う 」



『 うん 、それは私もなんとなく思ってはいた 』



「 そうだよね - 。 で 、どうしたらいいか 、ってことでしょ 。どうしたらいいんだろうね 。」



私的には 。

私の都合だけで考えたんだとしたら 、全然好いてもらうのは嬉しいし 、ずっと大好きだから 、付き合うのも全然嬉しい 。



でも 、うらたさんの都合も考えてみたら 。

そしたら 、絶対に無理 。私がただのこたぬきだとして 、うらたさんが何処の馬の骨かもわからないような女と付き合ってたらやだ 。


ゆずちゃんに 、私が今思ってること …… 、この二つのことを伝えてみた 。



「 じゃあ逆に 、だよ 。Aは 、うらたさんがどんな人と付き合ってたら納得する 、？ 顔とかは抜きにして 」



中身とか 、立場で 、ってことか 。



『 …… うらたさんにはこの人しかいないでしょ 、!!! とか 、この人となら別にいい意味で何も思わないな 、みたいな人 。』



こたぬきがみんな 、そう思えるような素敵な人であれば 、私含めこたぬきみんなは何も言わないだろうな 。



「 じゃあ 、Aがそうなれるように努力したらいいんじゃないの 。 」



…… あ 、そっ 、か … 。

うん 、そうすれば …… うらたさんが困らなくてもいいのかな 、迷惑かからないのかな 。



でも 、難しいな … 。


とにかく 、できることをやってみよう 。

今できること 、っていえば 、卒業公演を頑張ることだ 。

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