第5話 ページ6
ご飯を一緒に食べていて、思ったことがある。
この子、天使だわ。
私は年下の男がどうも嫌いで仕方がなかったのだが、善逸くんには全く嫌悪感がない。
まず顔が良い。おかしいほどに顔がいい。
で優しい。めちゃめちゃかわいい。私の食べる手が止まっていると「どうしたの？大丈夫？」って声をかけてくれる。なんだこの子は。
あと面白い。顔とか、動きとか。
よって天使である(？)
突然現れた同居人に驚いてこそいるが、これからどんな生活になるのかが楽しみでワクワクしている自分もいる。
和室に布団を敷いて、衛生用品は家にあるのでいい。服とか靴はないから明日休みだし買いにいこう。善逸くん用にお金下ろしてくるか。
軽く明日の計画をたて、テレビに目を輝かせている善逸くんに声をかける。
そんな姿も可愛らしくて思わず笑みがこぼれた。
「善逸くん」
「なに？」
テレビに顔をくっつけたまま返事をする善逸くん。幼い感じがしてこれまた少し可愛らしかった。
「明日、服とか靴とか、その他もろもろを買いにいこうと思ってるんだけどいいかな？」
そう言うと善逸くんは凄まじい勢いで振り返ってさらに目をキラキラとさせ、私の手を握ってブンブン振り始めた。
「いく！いくよ！どこまでもついていくよ！！」
「いやどこまでもは来なくていいけど、でも私が言ったところでは絶対に手を離さないって約束してね？危ないから」
「うん！わかったよ！」
デレデレとした顔で肯定しかしない。
本当にそう思っているのか、女が好きなだけか、かくまってもらってるからなのかはわからない(恐らく女が好きなだけ)が、でも勝手に何かされるよりは全然良い。
黙ってれば天使だしな…
それから家の中の説明をして、スマホのサブ機を託し、少し談笑をしてから眠りについた。
明日からの生活が楽しみで、でも不安で一杯な中、気がつけば意識はなくなっていた。
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佐藤(プロフ) - おもちさん» コメントありがとうございます、読んでいただけてとても嬉しく思います。今後とも是非楽しんでいただけると幸いです。 (2020年1月22日 20時) (
レス) id: 0cfa96154e (このIDを非表示/違反報告)
おもち - コメント失礼します！楽しみにしてます！ (2020年1月22日 17時) (レス) id: 203d84a786 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございます。投稿前およびただいま確認致しましたが、当方での表示はオリジナルフラグを外した状態になっております。恐らく不具合です。運営の方に報告させていただきますので今しばらくお待ちください。 (2020年1月22日 10時) (レス) id: 0cfa96154e (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外して下さい違反ですから。作品作る前にルールくらいちゃんと確認して下さい (2020年1月21日 21時) (レス) id: 2c31b91da6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐藤 | 作成日時：2020年1月20日 23時
