好きです。9 ページ9
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一松視点
猫達が住処としている路地裏へと行くと猫達がにゃーにゃーと嬉しそうに鳴きながら僕の足元へとすりよってきた。
本当に久しぶりだから、僕も嬉しかった。
「あはっ!にゃーにゃー!猫さんも嬉しそうだね!!」
「…うん。十四松、ご飯あげてやってよ」
「!!あいあい!」
ここ数日、十四松が猫のお世話をしていたからか、十四松の回りにも数匹の猫がウロウロしている。
十四松もそれを見て嬉しそうだ。
カパッ、と音をたてて開いた猫缶を地面に置くと猫達は一斉にそこへと群がる。
それを眺めながらやっぱり猫といると落ち着くな、と再確認をした。
「…一松兄さん」
十四松が僕の名前を呼ぶ。
いつもの大声ではなく、ヤケに真剣で落ち着いた声だ。
「…なに」
おふざけじゃない事は充分に分かってたから僕も十四松の方を向く。
十四松は僕の方は見ずに、どこか遠くを見つめるように前を向いていた。
「一松兄さんは、カラ松兄さんの事が好きなんだよね」
「うん」
「今でも好きなんだよね?」
「…うん」
「一松兄さん最近へん。海でなんかあったの?」
…十四松は、もしかしてコレをずっと聞きたかったのかな。
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林檎(プロフ) - 本当の完結おめでとうございます!とっても素晴らしい作品でした!次作を見るのが楽しみです!本当にお疲れさまでした! (2017年3月4日 9時) (レス) id: 05b6114aca (このIDを非表示/違反報告)
蜜年恋愛 - 一松優しすぎです!可愛い〜! (2017年1月14日 15時) (レス) id: e92a1b5105 (このIDを非表示/違反報告)
ヨナ姫(プロフ) - カラ松のやろう... この私から一松を奪いやがって... わ、私だって一松とあんなことやこんなこt((殴 スンマセン (2017年1月9日 2時) (レス) id: dc4188b9d5 (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - 完結おめでとうございます!すっごくよかったです。感動&キュンキュンが盛り沢山で!カラ一最高!そして十四松、貴方はやはり良い子で天使だあ!!(泣)神作品をありがとうございます!お疲れさまでした! (2017年1月9日 2時) (レス) id: 05b6114aca (このIDを非表示/違反報告)
ヨナ姫(プロフ) - いっちーー?!カラ松にそんなことするんだったら私にしろy((殴 スンマセン。 (2017年1月8日 21時) (レス) id: dc4188b9d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒茶漬け | 作成日時:2016年12月4日 21時