【BL松】スキになってごめんなさい2【おそ松さん】【カラ一】

愛してる。 ページ49

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ある一家の六人兄弟の一人、四人目の紫は恋をしました。

彼は臆病で照れ屋で、猫が好きでした。


彼が恋をしたのは、同じ一家の二番目の青でした。


紫は、青にこの気持ちを知られたくがないために、暴力で隠しました。

そんな事、する必要がなかったのに。



ある一家の六人兄弟の一人、二人目の青は恋をしました。

彼はカッコつけで心優しく、兄弟が好きでした。


彼が恋をしたのは同じ一家の四番目の紫でした。


青はこの気持ちを紫に知られたくがないために、演技で隠しました。

そんな事、する必要がなかったのに。



拗れて、誤って、傷ついた二人は、それでも今は一番の幸せを手にしたと思っているはずです。


彼らの幸せを噛み締めているあの笑顔は、きっとこれからも変わらないのでしょう。


『愛している』


なんてちっぽけな言葉では表しきれない深い愛情を。


『ずっと一緒』


なんてちっぽけな言葉では表しきれない寄り添う心を。


彼らはこれから長い時間、築いていくのでしょう。


世間の目は厳しい。

だけど彼らには心強い味方がいてくれる。


兄弟が、支えてくれる。


青と紫の恋の物語。

これからも続くのだろうけれど、今回はここまで。


あとは彼らの好きなように、させてあげましょう。


彼らに幸せと愛情を。

これからも永久に、続きますように。


「「愛してる」」


またひとつ、愛を確かめあう言葉が響いた。

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