検索窓
今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:9,764 hit

好きです。18 ページ18

・・・
カラ松視点





「ふぅん…なるほど、ね」


俺が話を終えると興味なさげにそう言ったのがおそ松だった。

トド松は何か考え込んでいるようで黙っている。


「い、一松は…いつから俺の事を好きに…?」

「さぁ?俺もそこら辺はよくわかってねぇの。チョロ松だったら知ってるんじゃね?アイツよく一松の相談にのってたし」

「…そうか」


だったらチョロ松に会いたかったな、と今目の前にいる二人には失礼な事を考える。


「にしてもな〜…十四松も拗らせちゃったかぁ…一松も大変だね〜」

「…なぁ、おそ松。俺はどうしたら良い?申し訳ないが俺はあまりこういうのには賛成出来ないんだ。だが一松の事も大事だ…弟だし」


何も浮かばない。

本当にカラッポだ、俺は。


おそ松はしばらくボケッと空を眺めていたが不意にお前さ、と口を開く。


「前から思ってたけどさ、異常だよな」

「は?い…異常?」


いきなり何を言い出すんだコイツは。

そもそも今は俺の問題とか関係ないだろ。


「いやだからさ、その兄弟とか弟とか。なんかさ俺とかトド松とかに対してはあまりないけど一松にだけはヤケに兄弟意識が強いよな。少し異常な程に」


ドクンッ、と心の奥底にある何かが大きく振動する感覚がした。

よくわからないが、その奥底にある『何か』が出てこようと必死にもがいていて、気持ち悪い。


「…カラ松兄さん」


ずっと黙りこんでいたトド松が口を開く。


うつ向いていた顔をあげたトド松はなぜか寂しげな表情を浮かべていた。


「もう止めなよ。見てて痛々しいよ。

…本当は一松兄さんの事好きなんでしょ?」


…は?

コイツまで一体何を言い出すんだ。

好きです。19→←好きです。17



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (54 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
41人がお気に入り
設定タグ:おそ松さん , BL松 , カラ一   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

林檎(プロフ) - 本当の完結おめでとうございます!とっても素晴らしい作品でした!次作を見るのが楽しみです!本当にお疲れさまでした! (2017年3月4日 9時) (レス) id: 05b6114aca (このIDを非表示/違反報告)
蜜年恋愛 - 一松優しすぎです!可愛い〜! (2017年1月14日 15時) (レス) id: e92a1b5105 (このIDを非表示/違反報告)
ヨナ姫(プロフ) - カラ松のやろう... この私から一松を奪いやがって... わ、私だって一松とあんなことやこんなこt((殴 スンマセン (2017年1月9日 2時) (レス) id: dc4188b9d5 (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - 完結おめでとうございます!すっごくよかったです。感動&キュンキュンが盛り沢山で!カラ一最高!そして十四松、貴方はやはり良い子で天使だあ!!(泣)神作品をありがとうございます!お疲れさまでした! (2017年1月9日 2時) (レス) id: 05b6114aca (このIDを非表示/違反報告)
ヨナ姫(プロフ) - いっちーー?!カラ松にそんなことするんだったら私にしろy((殴 スンマセン。 (2017年1月8日 21時) (レス) id: dc4188b9d5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒茶漬け | 作成日時:2016年12月4日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。