最低で最高の兄弟たち

#5 ページ7

たらこ視点

やっぱりあろ兄のご飯美味しいぃー！
俺の好物も入れてくれてるし〜

黙々と食べていると深緑色の箸が唐揚げをひとつ攫っていった。


tr「あああ！俺の唐揚げ！」

gt「お前がぼーっとしてるからだろ？」

tr「だからって取ることないじゃん！」

bd「お前ら仲良いんか悪いんかはっきりせぇ」

cn「でもほら"喧嘩するほど仲がいい"って言うじゃん？」

gn「別に仲良くもねぇよ、俺らは常に敵だ、てーき！」

gt「原人とか生意気だしな」

gn「あ？お前に言われたくねぇよ！」


すーぐ喧嘩するんだからバカ兄貴共は…
まあ"いつも通り"なんだけどね

暫くするとぐち兄に威張っていたげん兄はふと何かを思い出したようにこっちを見る。

gn「あ、そうそう今日おもしれぇことあったんだった」

cn「お？話しちゃう？‪w」

bd「おいやめろや、原人」


げん兄はきょーさんをガン無視して話し出す。


gn「今日の4時限目は数学だったんだけどさ、きょーさんが居眠りしちゃって‪w‪w」

cn「それでこっ酷く叱られて罰として放課後居残りになったんだよ‪w‪w」

rd「なにそれだっさ‪w‪w‪w」

gt「だっははははは‪w‪w‪w‪w‪w」

bd「おう、そんな笑うことないやろ」

ar「小学生じゃないんだからさ‪w‪w」

ru「ほんと何してんの？‪w‪w‪w」

md「‪w‪w‪w‪w‪w‪w‪w‪w‪w‪w」

tr「みどりくん爆笑してんじゃん‪w‪w」

bd「お前らなぁ…」


見事にみんな大爆笑
みどりくんなんかツボに入ったみたいで暫くずっと笑ってるからこっちまでつられちゃって…‪w

笑い声という合唱は高等部の屋上から空の彼方へと響き渡っている。

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