【銀魂】腐った学校 〜第一章〜

２日目 〜住宅街〜 ページ41

Aside

私はただ人が少ない住宅街を行く宛てもなく歩いていた。

自分のやった事を今更後悔するなんてﾊﾞｶみたい…。

そう思いながらうつむいて歩いていると、目の前に人影が現れた。

顔を上げて誰か確かめる。

A「…、妙ちゃん、？」

私の目の前に現れた人は、意外な人だった。

妙「こんなとこで会うなんて偶然ね。」

学校に行ってたはずなのに…。

妙ちゃんのこめかみ辺りにはガーゼが貼られてある。

妙「学校、早退したのよ。保健の先生に言われて。」

妙ちゃんは驚いている私を見て思ってる事がわかったのか、教えてくれた。

A「そう…。大丈夫だったの？」

妙「貴方に心配されなくても大丈夫よ。」

私は黙って妙ちゃんを見てたが、そのまま横を通り過ぎようとした。

妙「待ちなさいよ。」

その言葉に私の体は反射的にピタリと止まった。

A「何？」

妙「聞きたい事があるの。
みんながおかしくなったのって、メールで来たゲームのせいよね？」

ゲーム…か。

そーいえば、そう呼ばれてたな…。

妙「メールが来た時からおかしいと思ってたの。
クラスのみんなに一斉送信されてるし、そのメールの奇妙な内容。
そして、学校に来てその他の教室の叫び声…。
こんなのおかしいじゃない！」


　

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